米早期利下げ観測後退を背景にした下値模索は一服し、切り返しに転じている。まだ昨日下落分の全てを取り戻したわけではなく、往って来いにはなっていないが、それでも目先の底は打った可能性は否めないところだ。
それでいて短期サイクル的には、微妙なところに差し掛かりつつある。特に60分足・一目均衡表は薄くなった雲のクビレに接近しており、それでいて60分足MACDも0ラインに接近しつつある。上抜ければ加速する可能性が否めない反面、超え切れないと押し戻されかねない分水嶺…。時間足では短期のダブルボトムを形成した後の反発であり、もう一段の上値模索が基本とは考えるが、果たして…?
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、9月23日安値8,953,159円を下値支持線、9月27日高値9,572,700円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、次の大台とほぼ重なる9月16日安値8,069,718円を経て、11日安値7,836,827円/6日安値7,459,100円に向けて押し戻される展開が懸念されるところだ。ただし日足・一目均衡表の雲を上回っているという点はまだ変わっておらず、昨日からの切り返しは下値固めに入った印象も強い。少なくとも700万円の大台ラインを経て、8月5日安値6,889,130円へ値を落とす展開を想定するには、かなりのネガティブが必要と見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、1000万円の大台は目の前ということになる。そしてさらに上回ると、7月29日高値10,758,224円/同22日高値10,771,595円に向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。もっとも切り返しつつあるようには見えるものの、まだ完全に下値を固めたとはいい難いのが実状でもある。短期サイクルは大きく改善しているが、過度な期待はまだ控えておくべきだろう。だからといって崩れるとは思っていないが…。
《16:15》
動き方そのものに大差はないが、短期サイクルから受け取るニュアンスが大きく異なるのがこのLTCだ。
…というのは、BTCが60分足・一目均衡表の雲をまだ上抜けていないのに対して、こちらはしっかりと上抜けた。60分足MACDも0ラインを上回っており、それでいて右肩上がりの舳先はまだ緩んではいない。日足・一目均衡表の雲を上抜けていないという負い目はあるが、目先に関してはこちらの方がやや優勢と見たいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、9月23日安値362,282円を下値支持線、7月29日以降の下落に対する半値戻し412,493円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし明確に下回ると、9月16日安値315,854円を経て、8月5日安値303,355円に押し戻される展開が懸念されるところだ。さらに下回ると、1月3日安値286,790円を経て、23年10月12日安値226,524円/同9月11日安値223,973円に向けて動き出さないとも限らないが、前記したように短期サイクルは大きく改善している。少なくとも崩れる展開となるには、相応のネガティブが必要と見るべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、同61.8%戻し438,249円を経て、50万円の大台に向けて値を戻す展開が期待されるところだ。さらに上回ると、その7月29日高値521,631円を経て、7月22日高値559,969円、そして7月1日高値565,219円も見えてこようかということになる。ただし前記したように、日足・一目均衡表の雲はまだ超えてはおらず、過度な期待は禁物といわざるを得ない。崩れるとは思わないが、上値模索に関しても緩やかと見ておくべきかもしれない。
《16:35》
《概要はBTC欄参照》
こちらはBTCとほぼ同じ動き方・形状だ。それだけに分水嶺に差し掛かっているといえるが、時間足では短期のダブルボトムを形成した後の反発という点まで同じだ。そうなるともう一段の上値模索が基本と見るが、果たして…?
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、9月24日安値9,359円を下値支持線、9月27日高値10,124円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、9月17日安値8,627円を経て、8月5日以降の上昇に対する半値押し8,448円/同61.8%押し8,052円に向けて押し戻されかねないという点には注意しておきたいところだ。ただし直近の動きはあくまでポジション調整の一環と見るのが自然であり、冒頭で記したように、昨日からの切り返しは下値固めに入った印象も強い。少なくとも崩れる展開となるには、相応のネガティブが新たに台頭する必要があると見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、次なる上値メドは7月29日高値11,730円ということになる。そしてさらに上回ると、7月3日高値12,213円に向けた動きへと発展する展開も期待されるところだ。ただし1万円の大台を上回ったところで跳ね返されたように、まだ完全に上抜けたわけではない。だからといって崩れるとは思わないが、上値模索に関してももうしばらく一服と見ておくべきかもしれない。
《16:45》
《概要はBTC欄参照》
こちらはBTCとほぼ同じ動き方・形状といえる。わずかに60分足・一目均衡表の雲から顔を覗かせているようにも見えるが、まだ分水嶺上にいると見るのが妥当だろう。こちらももう一段の上値模索が基本とは考えるものの、決め打ちは禁物。臨機応変な対応を心掛けておくべきかもしれない。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、9月21日安値47,060円を下値支持線、8月23日高値52,688円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし明確に下回ると、9月18日安値43,062円を経て、4万円の大台ラインに押し戻される展開が懸念されるところだ。さらに下回ると、8月5日安値37,728円に向けた動きへと発展する可能性を懸念せざるを得なくなってくるが、現在の下落はあくまでポジション調整の一環と見るのが自然な状況でもある。少なくとも1月23日安値32,100円を経て、1月3日安値29,001円に向けて動き出すには、かなりのネガティブが新たに必要と見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、7月29日以降の下落に対する61.8%戻し57,758円/6万円の大台を経て、次なる大台とほぼ重なる7月29日高値70,140円に向けた動きへの期待も募ろうかといったところだ。ただしそのためには日足・一目均衡表の雲を上抜く必要があり、それでいてまだ上抜けてはいない。値が軽いという特性への期待もあるが、冒頭で記した短期サイクルの分水嶺の問題もある。崩れるとは思わないが、上値模索に関しては日足・一目均衡表の雲をしっかりと上抜けてからでも遅くはなかろう。
《16:50》
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