下げは26日安値で一服した印象が強く、その後は緩やかに下げ幅を削っている。一方で24日高値の手前では上値を押さえられるなど、まだ上値の重さは引きずっている。いわゆる高止まりの商状といえよう。
もっとも短期サイクル的には、いつ上振れてもおかしくないように見える。特に60分足・一目均衡表は雲水準での膠着を経て、そこから上放れてきた。60分足MACDはやや0ラインと乖離しているが、それでも往き過ぎというほどではなく、それでいて舳先は緩やかに上方向を向け続けている。そろそろエネルギーが溜まってきたと見るべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)10日以降の上昇に対する61.8%押し9,388,066円を下値支持線、24日高値10,428,547円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、13日安値9,226,751円を経て、900万円の大台へ押し戻されないとも限らない点には注意が必要だ。さらに下回ると、その10日安値8,744,921円を経て、1日安値8,621,090円へと押し戻されてもおかしくないところだ。ただし過熱感を除くと主だったネガティブ要因は見当たらないだけに、もう一段利益確定売りが入らないとは限らないものの、自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線は21日高値をわずかに上回ったものの、すぐさま押し戻されるなど、まだ上値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に上回ると、7月29日高値10,758,224円/同22日高値10,771,595円まで、一気に上昇する可能性が否めないところだ。まだ上値の重さは如何ともしがたいものがあるが、それでも前記短期サイクルの改善もある。あっさりと上抜ける可能性は相応以上に高いと見たいところだ。
《16:45》
《概要はBTC欄参照》
少し緩やかではあるが、動き方・形状はBTCとほぼ同じだ。「大量売却の準備」との噂も、一服した印象は強い。そうなると60分足・一目均衡表の雲水準での膠着を経て、そこから上放れてきた形状が後を押す可能性は高いと見るのが妥当だ。60分足MACDを見ても、まだ過熱感は台頭していない。直近は下げが目立っていたことを鑑みれば、その分だけ上値余地有と見てもいいかもしれない。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値361,729円を下値支持線、21日高値412,774円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線は23日安値をわずかに下回ったものの、すぐさま巻き戻された。このため下値メドとしては意識され続けている可能性が高く、下値はしっかりとの印象は否めないところだ。それだけに明確に下回ると、13日安値361,769円を経て、10日安値345,547円/3日安値337,986円へと押し戻されかねない点には注意が必要だが、日足・一目均衡表の雲が行く手を遮っているのが実状だ。もう一段値を落とす可能性はゼロではないが、現時点では自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、7月29日以降の下落に対する61.8%戻し438,249円が次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、一旦押した反動もあり、いよいよ50万円の大台に向けた動きが視野入りしてくることになる。ただ下げは一服した印象は強いものの、だからといって上値模索再開となるかはまた別の話だ。上下どちらかにしっかりと抜けるまで、まだことの成り行きを見極める必要があろう。
《17:10》
《概要はBTC欄参照》
こちらも大きく上伸しているように見えるが、直近の下げ幅を取り戻したに過ぎない。このため60分足MACDで過熱感はほとんど台頭しておらず、それでいて60分足・一目均衡表の雲を明確に上抜けたというポジティブが存在する。まだ方向感が定まったわけではないが、こちらも上抜ければ一気に加速する可能性は考えておきたいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)10日以降の上昇に対する61.8%押し10,056円を下値支持線、25日高値10,907円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)大台とほぼ重なる前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、13日安値9,461円を経て、その10日安値9,328円へ押し戻される展開が想定されるところだ。さらに下回ると、8月5日以降の上昇に対する半値押し9,004円を経て、1日安値8,819円を窺いにかからないとも限らないが、ネガティブ要因はほとんど見当たらないのが実状といえる。もう一段の利益確定売りが入ったとしても、現時点の材料ではポジション調整の範囲内に留まると見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、7月29日高値11,730円が次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、12,000円の大台を経て、7月3日高値12,213円を窺わないとも限らない点には注意が必要ということになる。ただ下値がしっかりしているのは事実だが、まだ上値の重さを引きずっているのが実状だ。それだけ上値余地有と見ることは可能ということになるが、現時点での決め打ちはやはり控えておくべきだろう。
《17:30》
《概要はBTC欄参照》
動き方はほぼ変わらないが、短期サイクルから受け取るニュアンスが異なるのが、このBCHだ。その他が60分足・一目均衡表の雲上で推移しているのに対して、こちらはまだ顔を覗かせていない。それだけに上抜けると一気に加速する可能性有と見ることも可能となるが、現時点ではまだ上値の重さを意識しておくべきだろう。しっかり上抜けてくるまでは…。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、13日以降の上昇に対する61.8%押し50,663円を下値支持線、7月29日以降の下落に対する61.8%戻し57,758円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、13日安値46,522円を経て、1日安値44,172円へと押し戻されかねない点には注意が必要だ。さらに下回ると、9月18日安値43,062円を経て、4万円の大台ラインに向けた動きも懸念せざるを得なくなってくることになる。ただし日足・一目均衡表の雲を明確に下回ることなく、その雲を上抜けたというアドバンテージが事実としてあるだけに、下値はしっかりの印象は強い。もう一段利益確定売りが入る可能性はゼロではないが、引き続き崩れる展開は想定しづらいと見ておきたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、6万円の大台を経て、次なる大台とほぼ重なる7月29日高値70,140円に向けた動きへの期待は募るところだ。ただし前記抵抗線手前で失速したのが長い上ヒゲを描いた15日高値であるだけに、ネックラインとしての意味合いは強いと見られる。上抜けると加速する可能性がある反面、突破には相応の勢いが必要と見られるだけに、期待感がどこまで継続するかはまだ微妙と見ておく必要があろう。値が軽いという特性を、頭の片隅に残しておきながらだが…。
《17:35》
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