ドルベースでは節目の7万ドルを明確に突破するなど、上値模索が続いている。燻ってはいるものの、中東情勢は一服した印象が強く、米10年債利回りが上げ渋りに転じたことも後を押している。さらに朝版で記したように、現物BTCのETFに対する資金流入が確認されたことが、買い安心感をもたらしている印象は強い。
それだけに短期サイクル的には、60分足MACDが0ラインと乖離するなど、過熱感が目立ち始めている点は注意が必要だ。それでも60分足・一目均衡表を見ると、その雲上限に沿った上昇に過ぎず、過熱感はほとんど見られていない。動き出せばなかなか止まらないというのが、暗号資産の特性でもある。いつ利益確定売りが入らないとも限らないというリスクはついて回るが、明確に頭打ちを確認するまで、もう一段の上値模索は十分と考えておきたいところだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)10日以降の上昇に対する61.8%押し9,575,667円を下値支持線、6月7日高値11,224,769円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、13日安値9,226,751円を経て、900万円の大台へ押し戻されない点には注意が必要だ。さらに下回ると、その10日安値8,744,921円を経て、1日安値8,621,090円へと押し戻される展開も懸念されることになるが、過熱感を除くと主だったネガティブ要因は見当たらないのが実状といえる。いつ利益確定売りが入らないとは限らないが、現時点の材料では自ずと下値は限定されると見ておくべきだろう。
(3)24日高値はおろか、7月29日高値/同22日高値まで一気に上抜いたことで、史上最高値となる前記抵抗線まで上値メドは引き上げざるを得ない。そしてされに上回ると高値更新となるだけに、「往きつくところまで…」との意識が高まりやすくなる点には注意が必要だ。ただ前記抵抗線は当時の史上最高値(5月21日高値)をわずかに上回ったところで失速し、面合わせを描いた経緯を持っている。明確に上回るとストップロスを絡めてさらに加速する可能性は否めないが、現時点でそれを期待するのはやはり早計と見ておくべきだろう。
《16:10》
《概要はBTC欄参照》
動きに多少の差異はあるが、形状はBTCとほぼ変わらない。それでいて史上最高値ははるか先という状況であるなど、中長期的な過熱感は台頭しづらいというのが実状だ。それだけ上げ要因が少ないともいえなくもないが、上値余地は大きいと見ながら、神経質なマーケットと対峙したいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値361,729円を下値支持線、21日高値412,774円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線は23日安値をわずかに下回ったものの、すぐさま巻き戻された水準であり、下値メドとしては意識され続けている可能性は高い。それだけに明確に下回ると、13日安値361,769円を経て、10日安値345,547円/3日安値337,986円へと押し戻されかねない点には注意が必要だが、日足・一目均衡表の雲が行く手を遮っているのが実状でもある。いつ利益確定売りが入らないとも限らない状況ではあるが、下値はしっかりの印象は否めないだけに、自ずと限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、7月29日以降の下落に対する61.8%戻し438,249円が次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、一旦押した反動も加わることで、いよいよ50万円の大台に向けて動き出してもおかしくないことになる。ただし冒頭で記したように、史上最高値はかなり先ということになる。しっかり上抜けるまでは、過度な期待は控えておくべきだろう。
《16:20》
《概要はBTC欄参照》
動き方に多少の差異はあるものの、こちらも形状そのものはBTCとほぼ変わらない。いや、史上最高値がはるか先という点を踏まえれば、ETHに似通っていると見るべきだろう。それだけに上げ要因が少ないといえなくもないが、中長期的な過熱感は台頭しづらいと見るのが妥当だ。こちらも上値余地は大きいと見つつ、神経質なマーケットと対峙したいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値10,084円を下値支持線、19日高値11,236円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回ると、大台とほぼ重なる10日以降の上昇に対する61.8%押し10,056円が次の下値メドということになる。そして当該ラインを下回るまで、上方向を志向との見方は変わらない。ただし明確に下回ると、13日安値9,461円を経て、その10日安値9,328円へ押し戻されかねない点には注意が必要だ。さらに下回ると、8月5日以降の上昇に対する半値押し9,004円を経て、1日安値8,819円を窺いにかからないとも限らないが、ネガティブ要因がほとんど見当たらないのが実状でもある。いつ利益確定売りが入らないとも限らない状況ではあるが、現時点の材料ではポジション調整の範囲内、自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)25日高値を上回っただけに、前記抵抗線まで上値メドは引き上げざるを得ない。そしてさらに上回ると、7月29日高値11,730円を経て、12,000円の大台/7月3日高値12,213円を窺わないとも限らない点には注意が必要だ。ただ下値がしっかりしているのは事実だが、まだ上値の重さを引きずっているのが実状でもある。値が軽いという特性を持つだけに期待は大きいが、現時点での決め打ちはまだ控えておくべきだろう。
《16:30》
《概要はBTC欄参照》
動き方・形状共にBTCと似通っているのが、このBCHだ。それでいて60分足・一目均衡表の雲を上抜けたばかりであるなど、短期サイクルから受け取るニュアンスは昨日から一転している。それだけに60分足MACDは0ラインとやや乖離気味だが、動き出せばなかなか止まらないという暗号資産の特性に加えて、こちらは値が軽いという別の特性もある。いつ利益確定売りが入らないとも限らないというリスクがついて回るのはこちらも同じだが、もう一段の上値模索に関する期待はより大きいと見たいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)23日安値51,211円を下値支持線、6万円の大台を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)13日以降の上昇に対する61.8%押しとほぼ合致する前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただしネックラインとしての意味合いを持っているだけに、下回ると13日安値46,522円を経て、1日安値44,172円まで一気に押し戻されかねない点には注意が必要だ。さらに下回ると、9月18日安値43,062円を経て、4万円の大台ラインに向けた動きも懸念せざるを得なくなってくるが、日足・一目均衡表の雲が行く手を遮っている。いつ一段利益確定売りが入らないとも限らない状況ではあるが、それで崩れるかといえばかなり疑問と見ておきたいところだ。
(3)7月29日以降の下落に対する61.8%戻しを上抜けたことから、前記抵抗線まで上値メドは引き上げざるを得ない。そしてさらに上回ると、次の大台とほぼ重なる7月29日高値70,140円まで主だった上値メドは見当たらない。そうなるとネックラインを上抜けたばかりであるだけに、一気に加速しないとも限らない点にも注意が必要ということになる。かなりの値幅は存在するが、現時点ではさらなる上値期待が勝ると考えておきたいところだ。
《16:40》
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