マネパFX情報室

西本豪のFX初心者⇒中級者の教科書

2022/05/16
FXを始めたばかりの初心者の皆様にとって、興味があるけれどなかなか手をつけることができない相場分析方法として『ファンダメンタルズ分析』というものがあります。

そこでここでは、ファンダメンタルズ分析に触れてみたいという皆様のために、その初歩の初歩、初めてのファンダメンタルズ分析について詳しくご紹介させていただきたいと思います。

1.ファンダメンタルズ分析とは?

「そもそもファンダメンタルズ分析って何?」という方も多いと思いますので、最初に「ファンダメンタルズ分析とはいったいどのようなものなのか?」というお話をさせて頂きたいと思います。

ファンダメンタルズ分析とは、英語でファンダメンタルズ(Fundamentals:経済用語で『基礎的事項』)と記載し、雇用統計や失業率、それにGDPや政策金利といった各種の経済指標や経済状況などを分析することにより、将来の為替相場を予想する相場分析手法のことです。

正直言って、何を言っているのか全く理解できないと思いますので、こちらを噛み砕いてご説明すると、ファンダメンタルズ分析とは、『ニュースや経済のデータを分析して相場を予想する方法』だとお考えいただけたらと思います。

ファンダメンタルズ分析が難しい

ただ、このファンダメンタルズ分析と言う相場の方法は、一般的な相場分析方法と比較して、その学習対象となる知識の幅があまりにも広く、毎日、世界各地で発表される新しいニュースや経済データを分析に取りいれていく必要があるため、初心者投資家にとって非常に難易度が高い相場分析方法だと言われています。

例えば、「その学習カバー範囲がどれくらい広いものになっているか?」と言うと、少なくとも、投資対象としている国のメイン産業とその産業の先行きについて、具体的な数値を交えながら、即座にスピーチできる位の知識は必要になります。

そのため、FXや投資初心者の皆様からすると、最も縁遠い相場になってしまっていたりします。

2.ファンダ分析のはじめの一歩

このようにFXや投資初心者にとって非常に難易度の高いファンダメンタルズ分析ですが、更に難しいのが「いったいどこから手をつければ良いのか?」と言うはじめの一歩だったりします。

というのも、先にご紹介させていただきました通り、頭に入れなければいけない知識の量が完全に1年や2年で覚え切れるような量ではないため、その学びの入り口がどこなのかさえも全くわからないためです。

日本は世界の中心ではない

そこで、こちらにいらっしゃるFX初心者の皆様には、『日本は世界の中心ではない』ということから学び始めていただければと思います。

日本で生まれ育つと、どうしても日本を中心として世界経済を考えてしまったり、日本や日本人を対象としたニュースを読んでしまう傾向にあります。

そうした状況ではどうしてもファンダメンタルズ分析の中に『先入観』と呼ばれるものが入ってしまうため、相場分析の精度が落ちてしまう傾向にあります。

「それでは、どのようにすると日本で生まれ育った皆様が、日本を中心に考えることをやめることができるのでしょう?」その答えは、ニュースを客観的に見ることで可能になります。

その答えはニュースの読み方にあります。

外国から見た日本の姿を想定する

例えば、次のニュースをご覧になってみてください。

「国税庁調べによると日本の平均年収は461万円(男性567万円、女性280万円)ということが分かった」

皆様は上記のニュースを読まれたとき、「え!日本の平均年収がそんなに高いはずがない!」とか「私は平均より上だ(下だ)!」などという感想を持たれたのでは無いでしょうか?

これが日本を中心とした考え方になります。

しかしファンダメンタルズ分析では、ニュースを読んで「私は平均より上だ(下だ)!」と言った感情を持った日本人を、外国から見つめているイメージを持って頂ければと思います。

例えば、アメリカ人になったつもりで、アメリカから日本政府の発表に対して反応している日本人を見つめているイメージです。

それがファンダメンタルズ分析の世界へと入って行きやすい、最もはじめの一歩になります。

3.ファンダメンタルズ分析を実践する

それでは実際に、ここまでご紹介した内容を踏まえてファンダメンタルズ分析を使ったトレードの実践方法についてご紹介させていただきたいと思います。

例えば、次のようなニュースが発表されたとします。

「日本政府によると、日本の景気動向がかなり悪く、今年の経済成長は大幅なマイナスとなることがわかった」

上記は架空のニュースとなりますが、日本経済に対してのあまりにも悲観的な内容に、多くの日本人は「日本ヤバいのでは?」や「もしかしたらボーナスカットとかある?」という風に考えている様子をイメージします。

そして、目の前の相場を見ると、案の定、株式相場を筆頭にした、日本経済の先行き不安感から大きな売りが出ました。

この様子を、アメリカから見ているイメージで取引を行います。

日本政府がパニックを鎮めるはず

海外から騒いでいる日本人の人たちを見ているイメージが持てるようになりますと、次にイメージとして出てくるのは『騒ぎ立てるメディアを鎮めようとする政府の姿』です。

国民に対して何か大きなショックが起きた場合には必ずその国の政府は動きます。

あとは、そのイメージに従って日本政府が追加の金融刺激策を行う方向(株価の上昇予想)で取引を行いポジションを持つだけです。

注意すべき円相場が難しい時

本来であれば、先のような日本株が売られた後で買い戻されるような動きを想定しての円相場に関する取引は、『日本株売られた→円買い、日本株買われた→円売り』という日本は世界各国と比較して、株と為替の関係が特殊な形となっていました。

しかし、最近の相場は世界の動きと同様に『日本株売られた→円売り、日本株買われた→円買い』という動きを見せるようになっていたり、反応が全くないこともあるので、前後の相場状況を見ながら立ち回るようにしてみてください。

4.まとめ

今回は初心者の皆様にとって非常に難しいと言われるファンダメンタルズ分析について、自分の目線ではないところから相場を見ると言う話を交えながらお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

ファンダメンタルズ分析はなかなか一筋縄ではいかないことが多いのですが、毎日の相場状況とニュースを照らし合わせながら見ていただけますと、少しずつ理解ができるようになってきます。

ただし、必ず自分の視点を外において、ニュースを客観的に見ないと判断を見誤ることが多々ありますので、注意をして頂ければと思います。

今回も西本の長い話に最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
西本豪

西本豪

起業家/投資家。オーストラリア大手通信事業でのセールス時代にリーマンショックを経験。
『汗水流した給与も為替の影響で一瞬で半額になること』を知り、学生時代から始めたFXの世界へ本格参戦。
短期売買でエントリーしたポジションをスイングや長期ホールド型に伸ばすトレードを得意としています。

27歳でカナダで留学生向けのサービス会社を設立。
現在は、株式会社Childishの代表取締役としてココア留学・人材育成事業・IT広告事業・海外永住権・音楽家のサポート事業などを兼任しながら、投資家としても活動するマルチタスカー。

株式会社Childish
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