株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2024年04月19日

ゴールド60分足分析 2024年04月19日 

ゴールド日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

gold

 「イスラエル、イランに報復攻撃」との報を機に、マーケットはリスク回避姿勢に包まれた。このためゴールドは2400ドルの大台を突破し、史上最高値に迫る2417.0ドルまで急伸する場面が見られた。ただ次第に「核施設に被害なし」「そもそもミサイル攻撃はない」と詳細が伝わったことで、リスク回避姿勢は一気に巻き戻された。こうして大きな往って来いを見せると、本稿執筆時には元居た2380ドルに押し戻されている。

 このため短期サイクルも、大きな揺れ動きが見られている。右肩上がりを描いていた60分足MACDは一気に上昇したものの、本稿執筆時にはMACDシグナルとすでに交差し、舳先を下方向に向けている。一方で60分足・一目均衡表は雲上限→上放れ→雲上限への押し戻しという往って来いであり、まだ雲下に押し出されたわけではない。大きな動きを見せた割には、どっちつかずの形状といえそうだ。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)10日安値2318.5ドルを下値支持線、本稿執筆時までの本日高値2417.0ドルの大台ラインを上値抵抗線とする。
(2)前記支持線は直近の押し目であり、明確に下回るまで上方向を志向する。ただし下回ると、23ドルの大台を経て、3月22日以降の上昇に対する半値押し2293.6ドルを窺わないとも限らない点には注意が必要だ。さらに下回ると、同61.8%押しとほぼ合致する5日安値2267.2ドルが次なる下値メドということになるが、頭打ち→下放れはまだ確認できてはいない。東京タイムの往って来いが上値を押さえ込む可能性は否定できないが、現時点での過度な悲観は控えておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、史上最高値となる12日高値2430.8ドルくらいしか主だった上値メドは見当たらない。そうなるとまたぞろ往きつくところまで…といった意識に回帰しかねないが、冒頭で記した往ってこいに加えて、米利下げ時期後ズレ→米利回りは上昇しやすいというファンダメンタルズがある。中東情勢は予断を許さないだけに上、崩れる展開は想定しづらいが、さらなる上値追いを後押しする要因でもないという点には注意が必要だろう。
(17:15)

シルバー60分足分析 2024年04月19日 

シルバー日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

silver

 こちらもゴールドと同様、往って来いの形状だ。「イスラエル、イランに報復攻撃」との報を機に跳ね上がったものの、それらを否定するヘッドラインで押し戻されており、元居た水準に押し戻されている。

 ただし短期サイクルから受け取るニュアンスは、ゴールドとは似て非なるものがある。まず60分足・一目均衡表の急上昇→急反落はゴールドとほぼ同じだが、その位置関係が雲下限→上抜け→雲下限への押し戻しとなっている。一方で60分足MACDは0ライン付近での揺れ動きであり、方向感が定まったとはいいがたいのが実状だ。貴金属/工業品という相反する面を持っており、16日の急落にていい押し目が入ったとの見方も変わりはないが、週末ということを勘案すると、本日に関しては過度な期待は控えておくべきかもしれない。


以上を踏まえて当面のポイントは
(1)引き続き、12日安値27.907ドルを下値支持線、12日以降の下落に対する61.8%戻し29.067ドルを上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、次は10日安値27.523ドルが下値メドということになる。そして当該ラインは直近の押し目となるだけに、明確に下回るまで上方向を志向する。ただし明確に下回ると、3月27日以降の上昇に対する半値押しとほぼ重なる27ドルの大台/同61.8%押し26.397ドルを経て、5日安値26.269ドルへと押し戻されかねない点には注意が必要だ。ただ16日の急落でも先週末安値は下回っていないことを踏まえれば、下値の堅さは顕著でもある。ポジション調整の一環と見るのが、やはり妥当と考えたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、12日高値29.785ドルへと押し戻される展開が期待されるところだ。そしてさらに上回ると、2021年2月1日高値30.044ドルを経て、2013年1月30日高値32.431ドルを窺いにかからないとも限らない点には注意が必要だ。ただし今朝方の急騰時にも到達しておらず、ましてや29ドルの大台にも届いていない。下げは一服した印象が強く、上昇トレンドも継続している可能性は高いが、少なくとも本日に関しては過度な上値期待は控えておくべきだろう。
(17:25)

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