株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2024年04月23日

ゴールド60分足分析 2024年04月23日 

ゴールド日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

gold

 まだ下落基調は続いており、緩やかに下値を探っている。中東情勢への懸念は一服し、リスク回避姿勢もさらに緩んでいることが主な要因と見られるが、欧利下げ観測増大からユーロ売り→ドル買いとなっていることも、ドル建て商品全般に重石となっている模様だ。このためまだ底打ちは確認されておらず、もう一段の下値模索への懸念が増大しつつある。

 もっとも短期サイクル的には、いつ買い戻しが先行してもおかしくないように見える。60分足MACDはまだ全体的に舳先を下方向へ向け続けているが、それでも0ラインからの乖離が目立つ中、MACDシグナルと交差しつつある。そうなると60分足・一目均衡表では雲を下放れた格好ではあるが、こちらもその雲との乖離が意識されてもおかしくないところだ。まだ底打ち→反発となるかは定かではないが、少なくとも下げ渋りに転じても何ら不思議ではないと見たいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)3月22日以降の上昇に対する半値押し2293.6ドルを下値支持線、19日以降の下落に対する61.8%戻し2370.2ドルを上値抵抗線とする。
(2)10日安値を下回り、また2300ドルの大台も割り込んだことで、前記支持線まで下値メドは引き下げざるを得ない。ただし本稿執筆時にはその手前にて下げ渋りを見せるなど、その勢いは緩みつつあるようにも見える。まだ底打ちが確認されていないだけに楽観はできず、下回ると同61.8%押しとほぼ合致する5日安値2267.2ドルに向けて動き出さないとも限らないが、過度な悲観は控えておきたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、2400ドルの大台を経て、19日高値2417.0ドルへと持ち直す展開が期待されるところだ。そしてさらに上回ると、史上最高値となる12日高値2430.8ドルくらいしか主だった上値メドは見当たらず、またぞろ往きつくところまで…といった展開にもなりかねない。ただ中東情勢は予断を許さないものの、冒頭で記したドル買いが重石となりやすく、米利下げ時期後ズレへの思惑もある。崩れるとは思わないが、まだ上値模索再開と見るのは期待過剰と見るべきだろう。
(16:10)

シルバー60分足分析 2024年04月23日 

シルバー日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

silver

 こちらもまだ下落基調が続いている。ゴールド売りに引っ張られている印象はあるが、やはり欧利下げ観測増大に伴うユーロ売り→ドル買いが、ドル建て商品全般の重石となっている模様だ。

 もっとも短期サイクル的には、こちらもゴールドとほぼ同じことがいえそうだ。まず60分足MACDは0ラインから乖離した水準で、すでにMACDシグナルと絡み合っている。このため60分足・一目均衡表では雲を下放れているものの、こちらもその雲との乖離が意識されやすい。まだ底打ちを確認できたわけではなく、反発となるかは定かではないが、こちらも下げ渋りに転じて何ら不思議ではないと見たいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは
(1)3月27日以降の上昇に対する61.8%押し26.397ドルを下値支持線、12日以降の下落に対する38.2%戻し27.865ドルを上値抵抗線とする。
(2)10日安値/27ドルの大台を相次いで下回っただけに、前記支持線まで下値メドは引き下げざるを得ない。そしてさらに下回ると、5日安値26.269ドルに向けてさらに値を落としてもおかしくない点については注意が必要だろう。ただし直近の下落は冒頭で記したドル建て商品全般にかかる割高感が主な要因であり、それでいてポジション調整の割にその幅は大きい。まだ下げ止まりを確認できたわけではないだけに楽観は禁物だが、下げ過ぎの印象も否めない点は頭の片隅に残しておきたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、28ドルの大台を経て、同半値戻し28.232ドルへと押し戻される展開が想定されるところだ。そしてさらに上回ると、同61.8%戻し28.598ドル/29ドルの大台を経て、12日高値29.785ドルに向けた動きへの回帰も期待されることになるが、現時点ではまだ下げ止まりを確認できたわけではない。やや下げ過ぎの印象は強いが、2021年2月1日高値30.044ドルを経て、2013年1月30日高値32.431ドルを窺い展開に発展するには、何か別の後押しが必要と見たいところだ。
(16:30)

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