株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート朝版】2024年06月24日

【ゴールド概況】
 ゴールドの6月21日終値は2321.4ドル、前日比37.2ドル安。取引レンジは2315.8ドルから2368.5ドルの52.7ドル幅。

 反落。好内容の製造業/サービス業PMIを背景に米10年債利回りが上昇したことが、金利のつかないゴールドを押し下げた。また主に欧州通貨に対してドル買いが進行したことも、ドル建て商品全般の重石となったと見られる。

 いわゆる往って来いの様相であり、前日の急伸分は全て吐き出した格好といえる。ただその前日には約2週間ぶりの水準ということもあり、その反動から利益確定売りが入りやすい地合いであったことも事実だ。7日高値を超え切れなかったことで、再びレンジ内へと押し戻された格好ではあるが、それで頭打ち→反落・さらなるした模索と考えるのは、やはり早計といえよう。
(9:30)


【シルバー概況】
 シルバーの6月21日終値は29.513ドル、前日比1.169ドル安。取引レンジは29.447ドルから30.836ドルの1.389ドル幅。

 こちらも急反落。ゴールド下落に引っ張られたこともあるが、主に欧州通貨で進行したドル買いが、ドル建て商品全般の重石となった面が大きいと見られる。

 これでこちらも前日の急伸分を吐き出す往って来いとなったが、こちらもその前日には約2週間ぶりの水準へ上昇していたことから、反動的な利益確定売りが入りやすい地合いであった点は否めない。そして7日高値を超え切れなかったことでセンチメントは悪化したようにも見えるが、短期サイクルではすでに一目均衡表の雲に押し下げられている。ここからの下値模索は容易ではないと見ておきたいところだ。
(9:35)

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