株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート朝版】2024年06月26日

【ゴールド概況】
 ゴールドの6月25日終値は2317.9ドル、前日比14.9ドル安。取引レンジは2314.9ドルから2336.9ドルの22.0ドル幅。

 反落。前日の調整にて対ユーロでドル買いがかかり、これをキッカケにゴールドには売り戻し圧力がかかった。米10年債利回りが下げ渋りから上昇に転じたことも、金利のつかないゴールドには重石になったと見られる。

 もっとも昨日も記したように、マーケットの関心は週末のPCEコア・デフレータに集まっている印象が強く、FRB要人発言も数多く予定されている。それらを見るまでは方向感が定まったとはいいがたく、昨日の動きもポジション調整の一環と見るのが妥当だろう。月末特有のポートフォリオ調整が波乱要因とはなるが、基本的に本日もポジション調整主体の展開を想定したいところだ。
(9:40)


【シルバー概況】
 シルバーの6月25日終値は28.859ドル、前日比0.669ドル安。取引レンジは28.834ドルから29.648ドルの0.814ドル幅。

 こちらも反落。全日とは逆に、主に対ユーロでドル買いがかかったことが、ドル建て商品に割高感をもたらしたと見られる。また米10年債利回り上昇を背景にしたゴールド売りに、こちらも引っ張られた印象も強い。

 月末特有のポートフォリオ調整が波乱要因となるとは見られるが、基本的に本日もポジション調整主体と見るべきだろう。昨日記した日足・一目均衡表の雲内に潜り込んできた格好とはなるが、まだ雲下に顔を覗かせたわけではない。ここから先に関しては、引き続きテクニカルが下値を支える可能性も高いと見たいところだ。
(9:45)

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