株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2024年06月28日

ゴールド60分足分析 2024年06月28日 

ゴールド日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

gold

 昨日の反発後は、概ね高止まりとなっている。利益確定売りから上値は押さえられているが、一方で下値はしっかりしている印象は強い。上昇していた米10年債利回りが再び低下し出したことも、下値を支えていると見られる。

 ただ短期サイクル的には、一旦値を落とす展開を懸念せざるを得ないところだ。60分足MACDがすでにMACDシグナルと交差し、緩やかに舳先を下方向に向け始めたからだ。それでいては0ラインとはまだ幅があるだけに、もう一段値を落としても何ら不思議ではないところだ。もっとも60分足・一目均衡表では雲上に押し戻された格好であり、その雲が下値を支える可能性は高い。このため自ずと下値はしっかりしているとは考えるが、このまま高値を模索すると見るのはやはり控えておきたいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)2292.7ドルを下値支持線、27日高値2330.9ドルを上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回ると、再び7日安値2286.5ドルに向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。さらに下回ると、5月3日安値2276.5ドルを経て、4月5日安値2267.2ドルに向けた動きへの警戒も必要となってくる。冒頭で記したように短期サイクルからは上値の重さが窺えるものの、一方で下値の堅さが払拭されたわけではない。ここからさらに値を落とすには、やはり新たなネガティブが必要と見るべきだろう。PCEがそのトリガーとなり得るか?
(3)前記抵抗線は21日以降の下落に対する半値戻しと面合わせであるだけに、まだ上値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に上回ると、同61.8%戻し2339.5ドルを経て、その21日高値2368.5ドルへと押し戻される展開が期待されるところだ。もっとも前記した短期サイクルが重石となる中、週末というスケジュール感の中で注目の米PCEコア・デフレータも発表される。さらに上回ると、7日高値2387.5ドルを経て、大台とほぼ重なる5月20日以降の下落に対する61.8%戻し2398.1ドルに向けて動き出してもおかしくないところではあるが、そのためにはPCEでの後押しが不可欠と見るべきだろう。
(15:30)

シルバー60分足分析 2024年06月28日 

シルバー日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》

silver

 こちらも昨日の反発後は、ほぼ横ばいといえる。いわゆる高止まりだが、ただ昨日の反発幅が鈍かっただけに上値の重さはゴールドほどではない。上値余地という観点では、ゴールドと比べてこちらの方が大きいと見るべきだろう。

 それでいて短期サイクル的には、微妙なところに差し掛かりつつある。まず60分足MACDはまだ0ラインをわずかに上回ったばかりであり、舳先も上方向に向け続けている。このため前記上値余地への期待は募ろうかといったところだが、ただ60分足・一目均衡表ではその雲上限に接しており、すでにいい水準まで押し戻された印象も否めない。この雲を超え切れれば加速する可能性は高いと見るが、それは実際に超えてから判断しても遅くはなかろう。現時点では分水嶺に差し掛かっていると見たいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは
(1)26日安値28.561ドルを下値支持線、21日以降の下落に対する半値戻し29.698ドルを上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回ると、5月2日以降の上昇に対する61.8%押し28.488ドルはすぐということになる。そしてさらに下回ると、5月13日安値27.953ドル/5月8日安値27.001ドルを経て、5月2日安値26.009ドルに向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。もっとも短期サイクルはまだ改善し続けており、日足・一目均衡表の雲も下値を支えている印象は否めない。底打ち→反発となるには新たな後押しが欲しいところではあるが、少なくともここからの下値模索は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、大台とほぼ重なる同61.8%戻し29.967ドルを経て、その21日高値30.836ドルへと値を戻す展開が想定されるところだ。さらに上回ると、31ドルの大台を経て、7日高値31.534ドルに向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。もっとも本日はポジション調整が入りやすい週末であり、PCEコア・デフレータという重要イベントも控えている。その結果で後が押される展開は期待しつつも、現時点における過度な期待は控えておくべきだろう。
(15:50)

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