やや下窓を空けてスタートしたものの、その窓はすでに埋まっている。依然として中東情勢はきな臭く、安全資産としてのゴールド買いが下値を支えている印象だ。
短期サイクル的に見ても、下値が支えられている印象は強い。特に60分足・一目均衡表は雲下へ一時押し出されたものの、すぐさま雲上へと値を戻すなど、下値が支えられている印象は強い。それでいて60分足MACDが0ライン手前で切り返しており、本稿執筆時にはわずかながらも舳先を上方向に向けつつある。だからといって上値模索再開とは限らないが、少なくとも現時点の材料では下値が支えられやすいと見たいところだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、10日以降の上昇に対する61.8%押し2657.3ドルを下値支持線、22日高値2748.6ドルを上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし当該支持線までであれば、ポジション調整のみで押す可能性があるということは、引き続き認識しておく必要があろう。さらに下回ると、大台とほぼ重なるその10日安値2598.3ドルを経て、9月18日安値2546.0ドルへ押し戻されてもおかしくないが、過熱感を除けば主だった下げ要因が見当たらないのが実状だ。もう一段のポジション調整は入ってもおかしくないが、自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、再び史上最高値更新となるだけに「往きつくところまで…」は再燃しかねない。そうなると2800ドルの大台ラインまで上値メドは引き上げざるを得ず、そこから上に関しても大台くらいしか見当たらない。ただしまだかなりの値幅が存在する中、高値圏であるという事実は何ら変わっていない。下げは一服した印象が強いが、それで上値模索再開となるかはまた別の話と見ておくべきだろう。
(16:25)
シルバー日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》
一方で小幅な揺れ動きが継続しているのが、このシルバーだ。やや上値の重さが目立っているのは事実だが、下目もしっかりしている印象は強い。ほぼ膠着と見るのが、やはり妥当といえよう。
もっとも短期サイクル的には、より上値の重さが意識されやすい点は否めないところだ。…というのは、60分足・一目均衡表の雲下に押し出されたまま、その雲下限に沿った動きが続いているからだ。もちろん下値はしっかりしている印象は強く、60分足MACDが0ライン付近でわずかながらも舳先を上方向へ向け出すなど期待下院もあるが、現時点ではまだ上値が押さえられる展開を想定しておくべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは
(1)33ドルの大台ラインを下値支持線、22日高値34.854ドルを上値抵抗としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)23日安値を下回っただけに、前記支持線まで下値メドは引き下げざるを得ない。そしてさらに下回ると、32ドルの大台まで主だった下値メドは見当たらず、すぐ下にある8日以降の上昇に対する61.8%押し31.924ドルを窺わないとも限らない点には注意が必要といえよう。もっとも下値はしっかりしている印象は強く、先週末も前記支持線手前では下げ渋った。前記したように、短期サイクルでは上値の重さは目立っているが、決して崩れているわけではない。さらに下回ると、9月6日以降の上昇に対する61.8%押し30.419ドルを経て、8日安値30.114ドルに向けて動き出さないとも限らないが、現時点の材料ではその可能性は低いと見ておきたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、35ドルの大台ラインが次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、いよいよ2012年10月高値35.338ドルが見えてくることになるだけに、期待は募ろうかといったところだ。もっとも高値圏であるという点は何ら変わっておらず、前記短期サイクルも芳しいとはいい難いのが実状だ。もう一段利益確定売りが入るかは微妙だが、上値模索回帰となるには何か別の材料が欲しいところだろう。
(16:40)
【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。
【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。
【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。
【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。
取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。
〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会