【ゴールドレポート夕版】2024年11月15日
ゴールド60分足分析 2024年11月15日
ゴールド日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》
軟調推移は変わらないが、それでも幾分だが下げ渋りを見せつつある。主だった材料は飛び出していないだけに、週末を控えたポジション調整が先行している模様だ。
ただ短期サイクル的には、まだ微妙といわざるを得ない。特に60分足MACDは0ライン手前で失速しており、そうなると重く圧し掛かる60分足・一目均衡表の雲が意識されてもおかしくないところだ。応分の買い戻しは入ってしかるべしとは見るが、現時点ではまだ底打ち→反発と判断するのは難しいと見るべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは、
（1）14日安値2536.8ドルを下値支持線、10月31日以降の下落に対する半値戻し2663.3ドルを上値抵抗線とする。
（2）前記支持線を下回ると、2500ドルの大台を経て、9月4日安値2470.9ドルに向けて動き出してもおかしくないところだ。ただしそのためには日足・一目均衡表の雲を割り込む必要があり、それでいて現時点ではまだ割り込んでいない。幾分下げ渋りを見せつつあるが、まだ底打ちを確認できたわけではないということは頭の片隅に残しておくべきだろう。
（3）前記抵抗線を上回ると、同61.8％戻し2693.2ドルを経て、2700ドルへと値を戻す展開が期待されるところだ。そしてさらに上回ると、8日高値2710.2ドルを経て、史上最高値となる10月31日高値2789.9ドルに向けて動き出さないとも限らないが、センチメントはまだ芳しいとはいいがたいのが実状だ。下落往き過ぎ感もあり、戻し始めれば応分以上の値幅を伴った反発につながる可能性はゼロではないが、そのためにはしっかりと下げ止まりを確認する必要があろう。
（17:30）
シルバー60分足分析 2024年11月15日
シルバー日足・60分足分析《一目均衡表・MACD》
ゴールドをさらに上下に振れさせたのが、現在のシルバーだ。軟調推移そのものは大きくは変わっていないが、揺れ動きの幅が大きく、下げ渋りどころか下げ止まったようにも見える。
ただし短期サイクル的に見ると、ゴールドと大差はない。特に60分足MACDは0ラインをわずかに上回る水準にて反転しており、わずかながらも舳先を下方向に向け出している。もちろん60分足・一目均衡表ではその雲下限に到達しており、上回るとセンチメントが一気に変わる可能性は残っているが、こちらも現時点ではまだ底打ち→反発と判断するのは難しいと見ておくべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは
（1）14日安値29.668ドルを下値支持線、10月22日以降の下落に対する半値戻し32.261ドルを上値抵抗線とする。
（2）前記支持線は9月18日安値とほぼ面合わせであり、下値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に下回ると、9月6日安値27.678ドルに向けて下げが加速しかねないという点には注意が必要といえる。ただそのためには日足・一目均衡表の雲割れが必要であり、そして現時点ではまだ割り込んでいない。底打ちと判断するのは早計といわざるを得ないが、その可能性を秘めていることについては、こちらも頭の片隅に残しておきたいところだ。
（3）前記抵抗線を上回ると、同61.8％戻しとほぼ重なる5日高値32.910ドルが次なる上値メドということになる。そしてさらに上回ると、33ドルの大台を経て、10月29日高値34.535ドル/10月22日高値34.854ドルに向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要だ。ただしセンチメントは改善しておらず、現時点では下げ過ぎというテクニカルの後押ししか期待できないのが実状だ。それでも下げ過ぎの印象は否めず、戻し始めれば一気に上値を伸ばしてもおかしくないという点は変わっていない。ただ日足・一目均衡表の雲から再び上方向に顔を覗かせるまでは、安易に底打ちと決めつけるわけにはいきそうにないのが実状といえよう。
（17:40）
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