株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年02月22日(月)

ゴールド60分足分析 2021年02月22日 15:00

11月30日安値を割り込んでから下げ渋る

gold

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

 ゴールドは2月19日午前安値で1760.8ドルまで下げて11月30日安値1764.3ドルを割り込んだ。その後はやや下げ渋りで戻しているものの1800ドル台回復には至らず安値圏にとどまっている。週末のNYダウは取引時間中の史上最高値を更新してリスク選好感を強め、為替市場もドル安優勢の展開でポンドや豪ドルなどが昨年3月来最高値を更新しているが、ゴールドは米長期債利回り上昇が重石となっており、2月22日も米10年債利回りは1.39%台へとさらに上昇している。
11月30日安値をわずかに割り込んだだけのため、1800ドル台を回復して1820ドル超へと戻しに入ればダブル底形成の可能性も出てくるが、反騰しきれないうちは安値更新を続けてダブル底破れの一段安へ進みかねないところだ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、2月12日夜安値を底割れしたことによる弱気サイクル入りとして17日夜から19日深夜にかけての間への下落を想定してきたが、12日夜安値から5日目となる19日午前安値で目先の底を付けて戻しに入っている印象だ。高値形成期は19日夜から23日夜にかけての間と想定されるので既に反落注意期にあるため、1770ドル以上での推移中は上昇余地ありとし、1770ドル割れからは弱気転換注意として19日午前安値試しとし、底割れからは新たな弱気サイクル入りとして24日午前から26日午前にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では19日夜高値の後は横ばい推移だが遅行スパンは好転しており、先行スパンからも上抜けつつある。このため遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、先行スパン転落からは下げ再開とみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは19日午後からはGクロスを継続してる。1770ドル以上での推移中は一時的にDクロスしてもその後のGクロスから上昇再開とするが、1770ドル割れからは下げ再開と仮定しDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。 
(1)当初、1770ドルを下値支持線、1800ドルを上値抵抗線とする。
(2)1780ドル以上での推移か一時的に割り込んでも切り返すうちは上昇余地ありとし、1790ドル超えから1800ドルを目指すとみる。1800ドル前後は反落警戒とするが、1780ドル以上での推移なら23日も高値試しへ向かう可能性があるとみる。
(3)1770ドル割れからは下げ再開を警戒して19日午前安値1760.8ドル試しとし、底割れからは1750ドル前後への下落を想定する。1750ドル以下は反騰注意とするが、1770ドル以下での推移なら23日も安値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年02月22日 15:00

26.50ドル割れ回避から戻す

silver

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

シルバーは2月19日午前に26.521ぢるまで下落したが、その後は持ち直して27ドル台を回復している。19日夜と22日午前の27.50ドル超えは戻り売りに押されているものの、ひとまず下げ一服で持ち直しへ向かう可能性も出てきている印象だ。ゴールドが金融市場全般のリスク選好感の強まりと米長期債利回り上昇の中で金利のつかない安全資産として軟調推移となる一方、原油高などを見てシルバーは資源性からゴールドと比較して相対的に確りしている印象だ。しかしレディット騒動で乱高下した後のため28ドル超えへ進むほどの積極性がまだ見られずに27ドルを挟んだ持ち合いの様相だ。
概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、2月19日午前安値からの反騰を踏まえて2月11日午前安値から6日目となる19日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとする。トップ形成期は16日昼高値を基準として19日昼から23日昼にかけての間と想定されるので既に反落注意期にあるため、27ドル以上での推移は上昇余地ありとするが、27ドル割れからは弱気サイクル入りの可能性を優先して19日午前安値試しとし、底割れの場合は24日午前から26日午前にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では19日夜の反騰で遅行スパンが好転、先行スパンを上抜いた。このため遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、先行スパン転落からは下げ再開とみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは19日午後からのGクロスを継続している。27ドル台を維持するうちは一時的にDクロスしてもその後のGクロスから上昇再開とするが、27ドル割れからは下げ再開とみてDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、27.00ドルを下値支持線、22日午前高値27.657ドルを上値抵抗線とする。
(2)27ドル以上での推移中は上昇余地ありとし、22日午前高値超えからは28ドルを目指すとみる。27.85ドル上は反落注意とするが、27.25ドル以上での推移なら23日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)27ドル割れからは下げ再開とみて19日午前安値26.521ドル試しとみる。26.50ドル以下は反騰注意とするが、27ドル以下での推移なら23日も安値試しへ向かいやすいとみる。また19日午前安値を割り込む場合は26ドルを目指す流れと考える。

【サイクル分析について】

相場は、上昇→上昇し過ぎ→反動安→下落→下げ過ぎ→反動高という循環を繰り返す。人間心理が楽観し過ぎや悲観のし過ぎを繰り返すためだ。
分析の基本スタンスは、60分足におけるタイムサイクル分析である。短期的な相場変動は、概ね3日から5日周期のサイクルで推移していることが多く、ポジションをオーバーナイトし、数日間トレードする場合に適している。また、長期的なポジショントレードにおいてもエントリーの参考となる。
30分足、60分足、120分足において、顕著な高値から高値までの間隔、安値から安値までの間隔は3日から5日くらいの周期で繰り返されることが多い。
このサイクルによる騰落を捉えるためのオシレーター手法としてRCI(順位相関指数)の26本線を参考としている。この26本線がサイクルと同調して推移している場合には、相場のサイクル性、周期性がしっかりしていることを示し、同調が取れない場合には周期性に変調が発生し、心電図で言えば不整脈のような変動の大きい動きへ進むか、持ち合い相場で方向感をなくしていることを示す場合が多い。
サイクル分析の基本は、手前のサイクルボトムを割り込んだら、次のサイクルボトム形成までの間が下落期とし、手前のサイクルトップを越える上昇の場合には、次のサイクルトップ形成までの上昇と考えることである。
ただし、サイクルトップ形成期への上昇中にあっても、直前のサイクルボトムを割り込む下げとなる場合には、サイクルトップ形成の短縮として、次のボトム形成への下げへ進む可能性を優先する。逆に下げ相場が暫く続いた後等、ボトム形成期間を短縮し、連続的に強気サイクルに入る場合もある。
重要度の高い経済指標の発表に対するサプライズや要人発言等で、当然ながらサイクルも歪み、短くなったり延長されたりするが、そうしたイレギュラーが収まれば基本的なリズムに収斂するものである。

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