株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年04月07日

ゴールド60分足分析 2021年04月07日 15:00

ダブル底型からの上昇にドル安の追い風

gold

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

2021年4月8日(木)は都合により休刊いたします。
次回掲載は4月9日(金)を予定しております。

ゴールドは3月18日高値1754.5ドルから下落に転じて3月31日午前に1677.5ドルまで安値を切り下げて3月8日安値1677.2ドルに迫ったが、底割れを回避して反騰入りしてきたが、ゴールドの下落要因であった米長期債利回りの上昇に頭打ち感が出てきたとして6日夜にユーロや円が反騰したためにゴールドも31日以降の戻り高値を切り上げてきた。米長期債利回りの低下が短期的なものなのか継続的になるのかによりゴールドの反騰規模も決まってくるのだろうが、米国のコロナ対策としての大規模経済対策・インフラ投資などによる財政支出の膨張は避けられず米長期債利回りがさらに上昇基調を継続してゆく可能性があるうちはゴールドの反騰も限界を伴うのではないかと思われる。テクニカル的なポイントとしては3月18日高値1754.5ドルを超えレばダブル底完成によりさらに高値を試しやすくなるが、3月18日高値を超えないかわずかに超えても1750ドル以上を維持できずに失速する場合は1670ドル台から1750ドル前後までのボックス型持ち合いにとどまり、次の下落期へ向かう可能性も残ると思われる。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、3月31日夜に強気転換目安とした1690ドルを超えてから急伸したために4月1日午後時点では3月31日午前安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとしてきたが、6日午後時点では4月5日午後安値1722.0ドルで直近のサイクルボトムを付けて既に新たな上昇期に入っているとし、高値形成期を8日の日中から12日午前にかけての間へと延長した。6日深夜へ一段高した後はやや上げ渋っているものの一段高状態を維持しているのでまだ上昇余地ありとみる。1730ドル割れから続落に入る場合は弱気転換注意とするが、新たな弱気サイクル入りは5日午後安値割れからとする。
60分足の一目均衡表では4月6日深夜への一段高で遅行スパンは好転を維持、先行スパンを上抜いた状況も維持しているので遅行スパン好転中は一段高余地ありとみる。先行スポ案からの転落を回避するうちは一時的に遅行スパンが悪化してもその後の好転から上昇再開とするが、先行スパン転落からは下げに入るとみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは6日深夜高値からの上げ渋りでDクロスしている、1730ドル以上での推移中は次のGクロスから上昇再開とするが、1730ドル割れから続落に入る場合は下げ再開を警戒してDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、1730ドルを下値支持線、4月6日深夜高値1744.4ドルを上値抵抗線とする。
(2)1730ドル以上での推移か一時的に割り込んでも切り返すうちは上昇余地ありとし、6日深夜高値超えからは1750ドル台を目指す上昇を想定する。1750ドル到達ではいったん売られやすいとみるが、1735ドル以上での推移なら8日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)1730ドル割れから続落の場合は4月5日午後安値1722.0ドル試しとし、安値更新からは1710ドル前後への下落を想定する。1710ドル前後はいったん買われやすいとみるが、1730ドル以下での推移なら8日も安値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年04月07日 15:00

3月31日からの反騰続く

silver

【3-5日サイクルと一目均衡表・MACD分析】

シルバーは3月18日高値26.606ドルから下落に転じて3月31日には23.633ドルまで安値を切り下げたが、その後の反騰を続けて25ドル台序盤へ乗せてきている。米長期債利回り上昇の頭打ち感からドル安となったことが追い風だが、3月5日安値から3月18日高値へ戻したところから一段安してきたため、中勢レベルの強気転換には3月18日高値を超える必要があるだろう。当面は米長期債利回り動向、ユーロと円の動向をにらみながら戻りを試すところと思われるが、米長期債利回りが再び上昇感を強めると戻り一巡から下げ再開に転じかねないと注意する。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、3月31日午前安値をサイクルボトムとした強気サイクル入りとして31日午後から4月5日にかけての間への上昇を想定してきたが、高値形成期を超えてきたために6日午後時点では5日午後安値を直近のサイクルボトムとして新たな強気サイクル入りしているとし、高値形成期を8日午前から12日午前にかけての間へ延長した。6日夜へ一段高した後も25ドル前後で確りしているのでまだ上昇余地ありとするが、24.80ドル割れを弱気転換注意とし、5日午後安値24.603ドル割れからは弱気サイクル入りとして8日午後から12日午後にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では6日夜の上昇で遅行スパンが好転、先行スパンを上抜いた状況を維持している。遅行スパン好転中は高値試し優先とし、先行スパンからの転落回避中は一時的に遅行スパンが悪化してもその後の好転から上昇再開とするが、先行スパンへ潜り込むところからは弱気転換注意とし、先行スパン転落からはいったん下げに入るとみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは6日夜高値後の上昇一服でDクロスしている。24.80ドル以上での推移中は次のGクロスから上昇再開とするが、24.80ドル割れからは下げ再開を警戒してDクロス中の安値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、24.80ドルを下値支持線、4月6日夜高値25.252ドルを上値抵抗線とする。
(2)24.80ドル以上での推移中は上昇余地ありとし、6日夜高値超えからは25.50ドル前後への上昇を想定する。25.50ドル以上は反落注意とするが、25ドル以上を維持しての推移なら8日も高値試しへ向かう可能性があるとみる。
(3)24.80ドル割れからは弱気転換注意として5日午後安値24.603ドル試しとし、底割れからは24.40ドル前後へのh下落を想定する。24.50ドル以下は反騰注意圏とするが、24.80ドル以下での推移なら8日も安値試しへ向かいやすいとみる。

【サイクル分析について】

相場は、上昇→上昇し過ぎ→反動安→下落→下げ過ぎ→反動高という循環を繰り返す。人間心理が楽観し過ぎや悲観のし過ぎを繰り返すためだ。
分析の基本スタンスは、60分足におけるタイムサイクル分析である。短期的な相場変動は、概ね3日から5日周期のサイクルで推移していることが多く、ポジションをオーバーナイトし、数日間トレードする場合に適している。また、長期的なポジショントレードにおいてもエントリーの参考となる。
30分足、60分足、120分足において、顕著な高値から高値までの間隔、安値から安値までの間隔は3日から5日くらいの周期で繰り返されることが多い。
このサイクルによる騰落を捉えるためのオシレーター手法としてRCI(順位相関指数)の26本線を参考としている。この26本線がサイクルと同調して推移している場合には、相場のサイクル性、周期性がしっかりしていることを示し、同調が取れない場合には周期性に変調が発生し、心電図で言えば不整脈のような変動の大きい動きへ進むか、持ち合い相場で方向感をなくしていることを示す場合が多い。
サイクル分析の基本は、手前のサイクルボトムを割り込んだら、次のサイクルボトム形成までの間が下落期とし、手前のサイクルトップを越える上昇の場合には、次のサイクルトップ形成までの上昇と考えることである。
ただし、サイクルトップ形成期への上昇中にあっても、直前のサイクルボトムを割り込む下げとなる場合には、サイクルトップ形成の短縮として、次のボトム形成への下げへ進む可能性を優先する。逆に下げ相場が暫く続いた後等、ボトム形成期間を短縮し、連続的に強気サイクルに入る場合もある。
重要度の高い経済指標の発表に対するサプライズや要人発言等で、当然ながらサイクルも歪み、短くなったり延長されたりするが、そうしたイレギュラーが収まれば基本的なリズムに収斂するものである。

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