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【ゴールドレポート朝版】2021年04月13日

ゴールドの4月12日終値は1732.1ドル、前日比9.5ドル安と続落した。取引レンジは1743.8ドルから1728.3ドル。
米長期債利回りが低下に転じたことと3月31日の下落では3月8日安値割れを回避して持ち直したことによるダブル底形成感から買い戻しが続き、4月8日には1757.5ドルまで高値を伸ばしてダブル底の中間点にあった3月18日高値1754.5ドルを超えたが、1750ドル台に対する高値警戒感と米長期債利回りの下げ止まりにより9日は夜に一時1732.1ドルまで反落して前日比13.6ドル安の下落となった。
週明けの12日は米財政収支以外に主要経済発表がなく手掛かり難だったが、夕刻のユーロ圏2月小売売上高が市場予想の前月比1.7%増に対して3.0%増と良好だったことからユーロドルが上昇、9日夜へ反騰していたドル円が109.50円割れへ下落するなどドル安気配となったことで夜にかけては1740ドルを挟んで確りしていたが、1745ドル超えへ進めずに上値の重さが意識され、深夜から13日未明への下落で9日夜安値を割り込みこの日の安値1728.3ドルまで下げた。
4月12日のNYダウは前日比55.2ドル安と小幅下落、ナスダック総合指数も同25.7ポイント安と小幅下落。米10年債利回りは1.64%から1.68%までのレンジ推移で3月30日の1.77%台から4月8日に1.61%まで低下した後はやや戻し気味で高止まり感が出ている。4月13日夜には米消費者物価指数の発表があるが、先週の米生産者物価上昇率が予想を上回ったこともあり、物価上昇=米長期債利回り再上昇への連想からゴールドは上値が重くなった印象だ。
チャート的には3月8日と3月31日の両安値をダブル底とした上昇基調を継続する可能性も出てきた状況だが、そのためにはドル安と米長期債利回り低下の継続が必要であり、今のところは1750ドル台へ戻したところで売られているため、1670ドル台から1750ドル台までのボックス型持ち合いにとどまり、米長期債利回りが再び上昇するようだと持ち合い下限を試す可能性も警戒される状況だ。次の方向性を探る展開が続いている。
米ニューヨーク連銀が4月12日に発表した3月の消費者調査では1年先の期待インフレ率の中央値は3.24%となり2月の3.09%から上昇した。5か月連続の上昇で2014年4月に付けた3.30%以来7年ぶりの高水準となった。
米財務省が12日に発表した3月の財政収支は6595億2900万ドル(約72兆円)となり前年同月の5.5倍に膨張した。新型コロナウイルス危機対応で世帯向けに現金給付を行ったことなどで歳出が急増したためだが、2021会計年度(2020年10月から2021年9月期)の上半期累計は1兆7062億4500万ドルの赤字となり前年同期比では過去最悪となった。

シルバーの4月12日終値は24.778ドル、前日比0.420ドル安と続落した。取引レンジは25.243ドルから24.673ドル。
米長期債利回りの上昇一服とドル安により3月31日安値23.633ドルからの持ち直しを続けて4月8日には25.608ドルまで戻り高値を切り上げてきたが、9日は米長期債利回りの再上昇気配から前日比0.233ドル安の反落となった。週明けの12日も手掛かり難だったが、米長期債利回りの高止まり状況と13日の米消費者物価発表を控えて利益確定売りに押される展開となり、9日夜安値24.937ドルを割り込んで13日未明にはこの日の安値となる24.673ドルまで下落、日足は2日連続陰線となった。
3月31日安値から4月8日高値まで6日間で1.975ドル高の上昇だが、3月5日安値24.756ドルから3月18日高値26.606ドルまで10日間で1.850ドル高としたところと同様のレベルにとどまっている。2月1日高値からは戻り高値を切り下げつつ安値を更新してきたため、シルバーが本格的に騰勢を回復するには3月18日高値を超えるような反騰が必要だが、今のところは戻り高値切り下がりの範囲にある。

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