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第711回 2017年6月15日~21日までの為替見通し

2017年06月15日

 アメリカの期待インフレ率が低下し、見送ってもよさそうとの意見もある中、FOMCが予定通り、小幅金利引き上げと年内にバランスシート縮小に着手するとの発表をしました。
 残すところは日銀の金融政策決定会合となりますが、とりあえず目先のイベント消化です。ドル円はFOMC直前の経済指標弱含みによる大幅なドル安をこなしながら、目下のところ109.30円前後で推移しています。
 イエレン議長が任期となる来年2月以降も続投するのかどうかは目下のところ不透明です。空席となっている理事3席にトランプ大統領と考え方が近い人材が登用される可能性が取りざたされていることから、イエレン氏の任期切れにむけて、FOMCの人的な構成に注目が集まりそうです。
 ダウ工業株30種平均が史上最高値圏で推移する中、新たなシーンへの場面転換が刻々と近づいてきている、との認識で個人トレーダーはしっかりと自分自身のストラテジー構築にいそしみたいですね。
 株式投資でも為替でもいえることですが、市場のトレンドのフォロワーとしてトレーディングによって蜘蛛の糸のような「思い込みすぎる人をいかにはめるか?」で動いている人工知能を駆使したマーケットで迷わないために自分自身の法則を打ち立てることが大切ですね。
 それには「この価格なら買い持ちできる」「売り持ちできる」という自身の為替水準の俯瞰図を持つことです。
 そしてトレンド・フォローでの売買比率より、指値での迷いの少ない水準での売買を心がけたいですね。
 6月は外資決算でもあるため、「思い込みすぎる投資」より、「買い持ち、売り持ちが可能な投資」で軸ブレしないでいたいものです。

 今週の為替水準は以下のように予測してみました。ドル円は直近、108円台を見ていますが、前回、この水準に達した時にはムニューシン財務長官の「長期的にはドル高が望ましい」との発言を受けて一気にドル高に転じました。今回はそうしたきっかけがあるかどうかに注目したいと思います。
 目下のところは反転のきっかけが見当たらないので、慎重に「次のドル安ステージに進むかどうか」を見極めたいところですね。

●ドル円
上値抵抗110.531
均衡109.757
下値支持108.337

●ユーロ円
上値抵抗124.558
均衡121.377
下値支持120.905

●豪ドル円
上値抵抗84.457
均衡83.205
下値支持82.952

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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