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第697回 2017年3月2日~3月8日の為替見通し

2017年03月02日

 トランプ大統領の初めての議会演説が国民にも好評で8割の支持を得ているそうです(メディアによっては7割との報道も)。
 また、トランプ大統領は次々に前職・オバマ大統領が実施した政策を撤廃に動いていて、議会演説に先立つ24日には連邦政府機関に規制改革のための作業部会を新設する大統領令に署名し、さらに、オバマ大統領の施策であった気候変動対策にも廃止の署名をする見通しだそうです。

 さて、議会演説ですが、110兆円のインフラ投資の着手が現実化すればアメリカに相当の雇用が生まれるはずでドル高株高支持の源泉になりますね。
 実現性をうんぬんする声がありますが、今年9月にペルーで開催されるIO Cオリンピック委員会において2024年の夏季オリンピック開催地としてロサンゼルスが指名されれば、ぐっと弾みがつくのは間違いありません。
 
 オリンピック開催地として名乗りを上げているロサンゼルスはパリと競争しており、そのパリが敗れると2025年開催の万国博覧会指名に全力投球してくる可能性が高まります。

 万国博覧会には大阪も招致運動中で、大阪は万博ありきでカジノIRも推進しているため、オリンピック氏名でロサンゼルス勝利、パリ敗退なら、大阪は万博開催を実現させるためにバリと相当な競争になると予想されます。
 もちろんテロや災害が起こるような場所は指名が遠のきますから、設備投資も含めた各イベント開催地関連のニュースには注目です。

 現在のところ、2024年夏季オリンピックはロサンゼルスが有力。すでにトランプ大統領とも関係の深いスポンサー筋もカジノIR大阪開催で動いてデイラー採用試験も済み、シンガポールでの研修も実施されていることから、大阪万博開催は十分、可能性が高いのではないかと思います。

 足元の米ドルの動きは、ドル高傾向が強まるとドル安方向に振れ、ドル安トレンドが形成される手前でドル高傾向に揺り戻される繰り返しが続いています。

 3月14-15日FOMC、15日オランダ総選挙からスタートするユーロ選挙ラッシュと中国の春、秋の政治の季節を目前に小幅なレンジの往来ですが、イベントリスクはあるものの、アメリカの金融規制撤廃作業が進展するまでは大きく変動しにくいのかと思います。

 今週の予想レンジは以下の通りです。

●米ドル
上値抵抗115.098
均衡113.880
下値支持111.142

●ユーロ円
上値抵抗123.704
均衡119.643
下値支持117.619

●豪ドル円
上値抵抗88.883-89.793
均衡86.144-87.665
下値支持84.013

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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