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第706回 2017年5月11日~17日までの為替見通し

2017年05月11日

 ドル円は114円台半ばまで上伸。この流れはフランス大統領選挙や韓国大統領選挙結果による「ショート殺し」の環境です。
 こうしたショート殺しのストラテジーを構築した側にとっては果実収穫期にあたり、この流れは5月中~下旬まで続く可能性があります。

 選挙は水物ですから、結果は五分五分。
 ルペン氏が勝利する可能性や韓国の不安定化という「怖い出し物」が突然登場する可能性に備えようとショート選択をした、ある意味、常識的な投資家のバランス感覚を手玉に取ったやり口ですね。
 「ここまでドルが上昇するのは・・・」と値頃感からのショート・トレードも呑み込み逆方向に持っていく。そのようにして利益を吸い上げようとするのがヘッジ・ファンドはじめ、トレーダーの習性と心得て、ショート筋には常識的に理路整然とおびえてはいけないのだ、という経験則がもたらされた格好です。

 しかし、ここでドル高円安で慢心もできません。
 ドル高方向に引き付けておいて、ある時、ドカッと梯子を外すストラテジーも当然あるわけです。
 トレードに人心が感じる慢心や恐怖、リスク回避モデルを基礎にショート殺しやロング塩漬けなど様々な手法が人工知能の力も借りて駆使されるのです。
 油断は禁物ですね。

 さて、フランス大統領選挙、韓国大統領選挙後は、しばらく、北朝鮮やシリア脅威を見据えた市況商品の動きやビジネスに注目したいと思います。
 北朝鮮脅威論は立地的に有事の際には日本がもっとも甚大な被害を受ける為、無人偵察機、迎撃ミサイル等、様々な防御システム構築が肝要です。税金の使い道として国民のコンセンサスが得られやすい時。
 世界屈指の軍需産業を有するアメリカにとっては対日商機といえます。関連企業の収益が増せば将来のドル高要素となり、よく研究したいものです。

 そのアメリカではトランプ大統領によるFBIコミー長官更迭がありました。この解任劇をメディアでは「トランプ大統領がロシアとの関係の捜査を終わらせたいからだ」といった論調で説明しているケースが多いのですが、そうでしょうか?
 トランプ大統領にとってコミ―FBI長官は、側近の一人として入閣していたマイケル・フリン氏を辞任させなければならなくなった原因を作った人物。
 今回のコミ―FBI長官に意趣返しをしたのではないでしょうか。
 そもそも、コミ―FBI長官はヒラリー氏のメール問題には問題がなかったとか、オバマ陣営によるトランプタワー盗聴の疑惑はなかったなど、ある時は議会証言までしていた人物。その後、トランプタワーの盗聴にオバマ陣営の側近中の側近がかかわっていたという証言をする人が現れ、「では、あの議会証言は何だったのか」と世間を賑わせたのです。

 FBIは日本の警察のような存在。不正に対して公正に対処することが望まれます。それが民主党寄りの、しかもオバマ氏の意が通じているかのような印象を受ける人物が長官では心もとありません。トランプ大統領は更迭するタイミングを計っていたのだろうと思います。
 側近のフリン氏を辞任させた直後に実行したら、世論からのバッシングに合います。やるならオバマケア代替え案可決などが実現したこのタイミング、というわけでしょう。

 ちなみに今回のことからわかることが2つあります。引退する気などさらさらないのか、オバマ氏は「トランプ氏と大統領引継ぎのための初回の面談でマイケル・フリン氏を登用しない様に忠告した」とホワイトハウス高官から情報を漏らさせています。現在、一回の講演料が4500万円といわれるオバマ氏。そのビジネス・パフォーマンスとして話題を振りまき、講演等で資金を集め、4年後の大統領選挙に影響力を発揮するつもりなのかもしれません。

 トランプ大統領もオバマ氏つぶしこそ政策の成功とばかりに、オバマ氏が就任を狙っていたと言われる最高裁判事にニール・ゴーサッチ氏を指名。議会承認も済み、逝去まで永久に支払われる高額報酬、かつ名誉職へのオバマ氏の就任機会を永久に摘み取りました。
 トランプが刺し込むとオバマが切り返す。トランプVSオバマの綱引きは延々と続いているのです。

 2つ目はトランプ氏は意趣返しを必ずやる人物だという点です。
 このことから北朝鮮をコントロールできなければ将来、中国に厳しく対応するでしょう。
 そして、かつてヒラリー氏の勝利を信じ、選挙中のトランプ氏には表敬訪問しなかった安倍総理にはその後の突貫表敬訪問後もかなりな要求が課せられていると見ます。マイナスからの外交だったわけですから、トランプ氏は日本側に「誠意を観たい」と思っているに違いありません。

 東京、神奈川では基地への航路か、連日、上空にヘリが飛び交っています。それが何のためなのか、北朝鮮脅威論をベースにした軍事ビジネス面から、あるいは別の意味があるのか、知る由もありませんが、何があるのかと考え続けたい頃ですね。

 さて、今週の予想レンジです。バランスよく取り組みたいものですね。

●ドル円
上値抵抗114.849
均衡113.645
下値支持112.466


●ユーロ円
上値抵抗①127.349 ②126.898
均衡124.064-123.953
下値支持 122.157


●豪ドル円
上値抵抗85.613
均衡84.072-84.602
下値支持81.406

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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