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第721回 2018年8月24日~30日までの為替見通し

2017年08月24日

 北朝鮮問題がくすぶる中、25日、アメリカ・ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演や各国のキーパーソンがどんな発言をするか注目されますが、アメリカ議会とトランプ氏の攻防にも注意が必要な時期に差し掛かってきました。

 ご存じのようにアメリカでは9月に歳出予算法案(メキシコ壁予算問題含む)と債務上限引き上げ法案が議会を通過するかどうかでトランプ氏が政府機関閉鎖も辞さない構えと報道されています。
 アメリカの今会計年度が終了する9月末までに、米議会は新年度歳出法案を成立させなければならないわけで、財務省は9月29日までに議会が債務上限を引き上げることを要望しています。
 いろんな綱引きからかりに「つなぎ」がなされても、10月初めか半ばまでに可決されなければならないのです。しかし、不調なら10月半ば以降、政府機関閉鎖ということになります。
 議席数で下院では共和党多数であるため、可決可能ではあるものの、上院では60議席の過半数に対し、共和党は52議席しかなく民主党の協力が必要です。
 ところが民主党は一致団結してメキシコ国境の壁建設に反対しており、2つの重要法案セットでの可決はまず無理。
 トランプ氏は別々審議に切り替えたといわれますが、場合によっては2011年8月の悪夢が再来という可能性があります。当時、与野党の対立が激化しスタンダード・アンド・プアーズによって米国債の格付けが最上位から引き下げられました。結果、二週間にわたり為替、株式市場は大混乱に。

 そんな中、先日、オバマ元大統領のツイートが世界から絶賛されました。「人は差別を学習するのだ」という内容でした。もちろん、それはトランプ現アメリカ大統領への批判が込められたものといえます。
 トランプ氏側は「メディアが正確に自分の発言を伝えていないからだ」と反発していますが確かにメディアはオバマ氏やヒラリー氏など民主党寄りといえるのかもしれません。もし、メディアが共和党寄りであれば、オバマ元大統領をここまで持ち上げなかったと思います。
 メディアから批判され続ける中、トランプ大統領は議会との折り合いを模索するかのように戦略担当者バノン氏を閣外に出し、渉外能力の高い娘婿のクシュナー氏など核心的なサポーターの力をそがれながら、いまだ国民の三割強の岩盤支持者(共和党内では約6割の支持率)を維持しています。
 次第次第に軍人とゴールドマンサックスなど金融界に身を置いた人によって政権の色合いが変わっていく中、トランプ氏はどこに向かって舵を切っているのでしょうか。


 見方を変えればバノン氏を閣外に出したのは、軍人メインのトランプ政権・対外戦略から照らし合わせて、国内で差別問題で国民が対立している場合じゃない、という危機管理の一貫から意思決定されたものかもしれません。

 少子高齢化が一気に進行していく今の日本の将来はロシア、中国にとってどのように映っているかを考えるとき、アメリカをアメリカたらしめる道はおのずと限られてくると思います。

 ちなみに今日の中国の軍事大国化に見て見ぬふりをしたといわれているのはほかならぬオバマ元大統領といわれます。徹底的な非戦闘路線が平和主義と称賛される一方、「オバマ氏は絶対に中国に軍事オプションを行使しない」とみなされ、東南アジア海域に軍拡を続けた中国。
 その中国と今後、どのような関係を続けていくのか? 一つの答えがバノン氏閣僚外化による国内鎮静化、アメリカ復権を掲げた外交強化なのではないでしょうか。

 
 さて、では日本は?  9月下旬まで開催されない秋の臨時国会。その間に北朝鮮建国記念日、アメリカ2つの重要法案問題、欧州ドイツで総選挙と大きなイベントが待ち受けます。
 トランプ政権二年目突入はもう目前の今、一体、日本は各国に対してどのような位置つけでどう対していくのか、歴史を紐解きながら一人一人がしっかりと考え抜くことが大切ですね。
 為替のストラテジーにもつながってくることだと思います。

さて、中長期の視点と足元の視点に目配りしながら今週の為替想定レンジは以下の通りです。ご参考になれば幸いです。

●ドル円
上値抵抗110.915-110.857
均衡110.215-109.400
下値支持108.362-108.304

●ユーロ円
上値抵抗131.125-130.545
均衡129.050
下値支持127.325

●豪ドル円
上値抵抗87.118-86.311
均衡85.504
下値支持85.020

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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