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第727回 2017年10月5日~11日までの為替見通し

2017年10月05日

 メディアで見聞きするニュースにはスペインのカタルーニャ州の独立宣言を控えてスペインの銀行への経営にどのような影響があるか、アメリカ・トランプ大統領とティラーソン国務長官の確執、北朝鮮の朝鮮労働党創設記念日が10日に迫るなど危機意識をかきたてられる内容が多いのですが、マネーマーケットの指標は強く展開中ですね。

 日本にも政治イベントが控えますが、経験則では投票日までは強い傾向があります。
 ちなみにアベノミクスの一環で始まった日銀のETF買い入れですが、年間6兆円に増額されて1年以上となり月間では、単純計算で5000億円。月20日として日建て250億円の買い支えです。
 株式の需給にかなりインパクトがある政策なのでアベノミクスが継続されるかどうかは重要ですが、「夢、理想で買って実現で売る」相場の習性を反映してか、選挙結果が決するまでは「期待」先行のようです。

 アベノミクスへの脅威として「希望の党」問題があったのですが、党首の小池百合子氏は一国会議員と絶大な権力を有す都知事との裁定に妙味ナシと判断されたのか、現在のところ出馬はナシと表明され、台風一過感が漂ってきました。

 気になる点としては9月上旬と比較して、スイスフランがしっかり、産金国家の一つオーストラリアドルがしっかり、となっていますが、微細な動きではあります。
 国内外の現象に楽観しすぎると弛緩して、とっさのリスク顕在化に慌ててしまいますが、リスクばかりに目が行くと上げトレンドをフォローできなくなるのも事実ですね。

 そこで、ヘッジ例として
 急な円高への備えとして、ある程度のドル売りポジジョンを持つ場合、スワップ支払いで純資産が減少しないように、トルコリラのロングを一定量保有する手も一考の余地ありではないでしょうか。

 さて、今週の為替レンジは以下のようにウ想定してみました。ご参考になれば幸いです。

●ドル円
上値抵抗113.394
均衡112.759
下値支持111.250
(突発的な事象があった場合の下値支持は108.001)

●ユーロ円
上値抵抗133.108
均衡131.793-113.132.645
下値支持131.267

●豪ドル円
上値抵抗90.618
均衡88.344
下値支持86.730

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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