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第753回 2018年4月12日~18日までの為替見通し

2018年04月12日

今週の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗107.769
均衡106.658
下値支持105.765

●ユーロ円
上値抵抗133.121
均衡131.638
下値支持130.912

●豪ドル円
上値抵抗84.446
均衡82.268
下値支持80.867


 国際的に大事なことが動いている時に限って、日本の国会では内省的なことばかり、しかも国民の幸せな生活への寄与率が疑わしい些事にこだわったことで紛糾している印象があります。
 アメリカと日本で首脳が会談する、アメリカと朝鮮半島の今後、中国が金融ビックバンを実行すべく、外資に門戸を開こうとしている今、そのことの影響と国民生活への影響を鑑みた国会運営をしてもらいたいものです。
 日本の政治がこのありさまなので、為替はどうなるか自己分析であらゆる可能性を考えつつ、ストラテジーを組んでいくしかないといまさらながら思います。
 中国の金融ビックバン推進姿勢は外資にとって願ってもない商機です。中国経済減速下で外資得意の金融コスパ・ビジネスを提案すれば、利に敏感な中国の国民性に大いにアピールするものと想像します。
 すると日本はその流れに対抗するのか、流れを利用するのか対処をしなければならず、今はこの点の研究も始めておかなければならないと思います。
 日本の経済成長のポテンシャルは2020年東京五輪を境に落ちる可能性もあり、その分の穴埋めとして中国金融ビックバンによる経済刺激策や半島統一によるインフラ需要、さらにはアメリカ施策がTPP加盟にかじ取りし、加盟国でユーロに匹敵し得る経済圏構築、ひいては共通通貨構想も生まれる可能性も吟味したいところです。
外資は日本の農政マネーにも関心があるとみられ、その推進の一環として全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長人事にも興味を持つと推測しますが、昨年の会長選挙では保守系が断トツ得票で会長職に就任しました。任期は3年なので農政改革を目指す、つまりは外資にとっては商機到来可能性が高い、自民党農林部会長・小泉進次郎さん推挙の会長候補との選挙が2020年に実施されます。

 2020年といえばトランプ大統領再任アリかどうかも明確になる年です。大きなフレームで為替や経済を研究しなければならないときにいま私たちは差し掛かっています。
 トランプ大統領は北案件とシリア問題を交互に使って自身の支持率をにらみつつ選挙効果ファーストで今後も為替、貿易、軍事、などに影響を与え続けるでしょう。
 日本政治の国際感覚の欠如は今に始まったことではないといえるかもしれませんが、トレーダーこそはその穴埋め思考強化で乗り切りたいものですね。
 

※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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