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第759回 2018年5月31日~6月6日までの為替見通し

2018年05月31日

今週の各通貨レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗111.470-110.280
均衡109.156-108.284
下値支持107.552

●ユーロドル
上値抵抗127.270-126.377
均衡124.294
下値支持123.997

●豪ドル円
上値抵抗82.718
均衡82.039-81.977
下値支持81.198


 イタリアのEU離脱可能性を材料にした不安心理情勢で市場にショックが走りましたが、ふたを開けてみればイタリア特有の複雑系文脈問題でしたね。
 南イタリアの失業率の高さから国民の不満が爆発。政治経済への改善要求の一つとしてEU離脱もまな板に挙げられているものの、財政が「そもそも論」で悪いのに、EUを離脱したとて問題解決が図れるものではないのは知れたこと。古くから続くギルド体制のフレーム問題もあり、「そんな、すぐすぐ結論の出る話でもなし」ということが周知され、市場も落ち着きを取り戻しました。
 メジャーSQ前特有の仕掛けととらえるべきか、今年の9月安倍三選の可否や11月のアメリカ中間選挙絡みの大きな変動予兆をとらえてのことなのか、動き出したジョージ・ソロス氏の動向から経験的に学んできたことを今こそ、思い出すべきなのか。

 トランプ・金正恩氏の会談と中国の出方も注意しておきたい点ですが、ユーロ危機再び、という点も忘れてはならなかった点ですね。

 巨額を儲けようしている人たちはすでにメルケル氏の弱体化やabexit(アベグジット)も材料にできないかと手ぐすね引いているところという見方もできると思います。
 大変動で自分は損する側なのか、得できる側なのか。
 それもしっかり見据えたいですね。
 新興国通貨安が物語っている「日柄」=何かが起こるまでに踏襲する時間の流れをしっかり研究したいものです。
 今週の想定レンジは上記の動きの複雑さを加味して、幅を広めにとりました。メジャーSQを控え、なおぶれる場面が残されているかと思います。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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