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第764回 2018年7月5日~11日の為替見通し

2018年07月05日

  トランプ劇場の今年後半版に入った7月。目を引くのは今月11~12日にブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議です。ホワイトハウスのジドレー報道官が3日に明らかにしたところによると、「米国は世界の貯金箱にはなれない」と「トランプ大統領が加盟国に伝える方針」とのこと。
 アメリカは自国の軍事費を低減し、他国には軍事支出を大幅に拡大するようにNATO加盟国に圧力をかけている構図ですね。
 我が国にもそうしたトランプ大統領の考えは示され、来日したマティス国防長官に対し、日本はそれなりの回答をしたものと推察されます。
 商談の進み具合によっては6.12の金正恩氏とトランプ氏の会談以降、こう着している北朝鮮の非核化プロセス促進の一環で緊張場面があるかもしれません。

 北朝鮮問題の背後にはもちろん、本丸の米中問題があり、マレーシアが一帯一路政策に懸念を示すなどの動きがみられるものの、両者一歩も譲らない状況が続いています。

 上海株価総合指数がかなり弱含みである点で、中国がどの程度、景気減速に耐えられるのか、確かなところはわかりません。日本のバブル崩壊以降続いた失われた20年の中国版が起こったところで、アメリカもそして日本も民主主義の選挙の壁があり、耐え忍べたら、任期のない習金平氏の率いる中国の覇者化が進む可能性もあります。

 大国同士のぶつかり合いの中で、個人投資家の投資作戦としてはピンポイントで突っ込みを有利にトレードできるよう、注視してチャンスをものにすることに尽きると思います。
 漫然とポジションを持つよりピンポイント狙いで。
 有利なトレーディングができる価格環境を待つのも投資のうち、ということですね。

 さて、今週の想定為替レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗111.750
均衡110.148
下値支持108.514

●ユーロドル円
上値抵抗131.731
均衡130.675
下値支持125.041

●豪ドル円
上値抵抗83.211
均衡81.984
下値支持80.092

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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