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第774回 2018年9月13日~19日までの為替見通し【9月14日追記あり】

2018年09月13日

9月14日メジャーSQの影響をかんがみて、13日更新分に14日、追記いたしました。

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【追記】

 9月14日はメジャーSQがあり、この影響から通貨においても9月14日午前中は特に空売りの買戻しの影響でドル高傾向が出やすい状況であると思います。ドル高が長く続くとは思いませんが、上値抵抗②として112.876-112-420-112.003とします。すでに112.003は達成していますが、ここからさらにドル高に行けるかどうかについては慎重に見たいですね。

 アメリカ8月の消費者物価指数の伸びが予想を下回ったことから、9月25~26日(27日声明発表予定)のFOMCでの政策金利の引き上げは小幅、もしくは金利変更なしの可能性もあり、さらに113円台に入るとトランプ大統領などから「ドルは高すぎる」発言が過去、再々、見られたことから、ドル高方向深追いについては冷静に判断したいところです。

 また、13日トルコの政策金利が24%に引き上げという決定がなされ、トルコリラの反発が見られますが、持続可能な政策かというとその点、大いに心もとないため、一時的な反発になる可能性もあり得ます。
 そのリスクを消化しきれていないため、トルコリラに対する過度な期待も難しい場面といえるでしょう。
【以上、9月14日出稿】
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 今週の予想為替レンジは以下の通りです。(13日更新)
●ドル円
上値抵抗111.670
均衡111.208
下値支持110.718

●ユーロ円
上値抵抗130.166
均衡129.513-129.106
下値支持128.658

●豪ドル円
上値抵抗80.993-80.582
均衡79.977
下値支持78.697


世界がかたずをのんで見守る、米中貿易戦争の目下、まっただ中です。アメリカとここまで対立したのは失政だとして北戴河で長老たちに意見された習近平氏には「墨汁事件=習氏のポスターに墨汁を投げつける事例多発で逮捕者が出る事態」が。
一方、トランプ大統領にはデーブスロートの取材で世界的に有名なジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏が上梓した9月11日発売の『恐怖――トランプのホワイトハウス』によってマティス国防長官との亀裂が仕掛けられた格好。もはや、マティス氏の進退問題にも発展しかねない情勢(トランプ政権では否定)です。
仮に習氏失脚で江沢民グループの巻き返しの名代として李克強氏が台頭したとして、アメリカでは、ニクソン大統領の任期中辞任をほうふつとさせる状況がしつらえられつつあることから、ペンス副大統領が浮上という事態も考えられます。
それを見越してか、ロシアのプーチン大統領が「何の条件も付けず、ロシアと日本でケンカせず、の平和条約を結ぼうじゃないか」との誘いが三選を控える安倍首相に投げかけられています。
一連のパワーゲームはなかなか見ごたえのある状況ですね。

そもそもの火種はクリントン大統領が親中国だったから、という見方もでき、11月6日に民主党が躍進すれば、親中国路線も次期大統領選挙で浮上するかもしれず、という状況では、企業経営者は中国とどう付き合うべきか、現政権のアメリカとどう折り合うべきなのか、悩ましいところでしょう。
株式市場は「先行き不透明」を敬遠します。実りの秋を迎えるにはまだまだ山坂ありそうですね。
「中国側が手打ちを求めてきた」と伝えられる中、トランプ大統領がどう出るかにも注目したいですね。25日のFOMCを前に、アメリカの金利引き上げ政策がスローテンポになるかどうかも注目したいですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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