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第783回 2018年11月15日~21日までの為替見通し

2018年11月15日

次の更新までの各通貨の為替見通しは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗114.280
均衡112.500-113.768
下値支持111.610-111.779

●ユーロ円
上値抵抗132.280
均衡128.819-129.061
下値支持125.852-125.613

●豪ドル円
上値抵抗84.115
均衡82.632
下値支持79.459-78.775


 AIを使った運用者の利潤追求でシステミックな価格実現が多々、株式市場でも為替市場でも起こってしまうため、なかなか読みが難しいものですが、国際経済が激しく動いているので、シナリオメイキングに基ずいたアナログ「人的知能」を駆使した儲けチャンスもまた多しという状況ともいえますね。

 まず、そもそも論で米中対立は短い時間軸で終わるのか、長引くのかという点ですが、民主主義・資本主義で選挙の縛りがあるアメリカ、日本の現リーダーがいなくなるまで待つ作戦とみられる中国は「南シナ海は3年猶予」と時間引き伸ばしともとれるスタンスをとっていまず。
 3年後はトランプ氏、安倍氏も去就問題があるし、ロシア・プーチン氏、ドイツ・メルケル氏も影が薄くなるとみられます。

 習近平主席・並びに中国共産党は各国の中国に制裁的な各国・現リーダーが去るまでじっくり親中派を育成し、あとは2049年中華帝国完成まで持っていこうと考えているのではないでしょうか。

 そうはさせじ、と選挙による政権維持期間の縛りのある側はもっか激しく動いているという構図ですね。
 ロシアが日本に北方領土問題で譲歩する前提はそこに米軍はおかないという土俵がなければならないでしょう。
 その点で基本合意できれば、話は進展するでしょう。しかし、実現には改憲問題も包括してのことではないかと思います。

 はたして各リーダーの任期中に実現できることなのかどうか、再選問題も控えるトランプ大統領の元、中国のあまりにもの脅威に米・日・露でどのように対策していくのかが為替、株価、経済にも響いてくるだけに目が離せないですね。

 近々ではトランプ対中関税が効いてくる2019年1月。その1月は米議会がねじれて始まる月でもあります。そして、1月はさらにイギリスプレグジット議会での可決が控えています。
 オセロゲームは最後まで気が抜けません。
 ヘッジファンドには仕掛けどころ満載です。

 オバマ元大統領夫人のミッシェルさんが自伝でトランプ氏をたたけば、どうも不審な国家安全保障省高官の更迭をトランプ大統領のメラニア夫人が求めるという番外編もあり、なかなかの環境の中、為替も株式市場もエネルギーを貯めこみ、時々、上にも下にも噴火しています。

 まさか、のコースも想定しつつ、慎重なトレードに徹したいところですが、「怖い」ところに「利益」あり、というのも相場の定石。選択の責任をとれる範囲でトレーディングしたいものですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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