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第790回 2019年1月10日~16日までの為替見通し

2019年01月10日

次の更新までの各通貨の見通しは以下の通りです

●ドル円
上値抵抗108.303-109.154
均衡107.036
下値支持106.780-105.198

●ユーロ円
上値抵抗125.758
均衡124.440
下値支持122.721-122.066

●豪ドル円
上値抵抗78.859-78.423
均衡77.821-77.269
下値支持75.372-74.500


 米中貿易戦争ともいえる展開が昨年から続いている経済環境で、アメリカが期限を切った2月末がもう目前。一方、トランプ大統領は議会との協議でメキシコとの壁建設予算に妥協なく、退席するという荒業状態。がしかし、ここは米政府機関閉鎖はメインシナリオに非ずと私は思います。
 トランプ政権が向き合うべきは月面ロケットまで成功させている中国との間で、何をどうしていくのかがメインテーマであるとみています。

 習近平氏にしてみれば、ここでアメリカとの間である程度、妥協点を見出し、3月5日からの全人代に挑みたいはず。
 何しろ今年1月1日は米中国交正常化40周年。このまま対立継続ならば、習氏の外交手腕に「?」マークがつきかねません。1月16日のアジアインフラ投資銀行(AIIB)開業3年も控え、今後、どう対処していくのでしょうか。
 3月、米国の中国製品への関税を追加引き上げまでに何らかの道筋を示したいところでしょう。
 それとも、もはやアメリカは中国の敵に非ずということでのらりくらりとしながら、2020年米国大統領選挙までの時間稼ぎをしている可能性もあります。
 視点を韓国、北朝鮮に転じれば、米朝会談が近いことを示唆する金氏の中国訪問。そしてその北へのシンパシーを隠しもしない現・韓国大統領・文氏は日米同盟を批准する日本に対し、「徴用工訴訟問題、騒ぎ過ぎ」と残念な発言。
 ハリー・ハリス駐韓大使がいつまでもあると思うな米韓同盟、と発言しているのもうなずける対応です。
 2019年7月からは日本の商業捕鯨が日本海域で再開されますが、この先、波高しの日本海側の情勢です。

 さて、こうした米中問題、日韓問題などの外部環境を考えると、いったんはリスクオンに転じたマーケットですが、1月17日頃、もう一度年初を彷彿とさせそうな展開が待ち受けるのではないかと懸念しています。もちろん心配に及ばず、であればいいのですがリスク対処はしっかりしておきたいですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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