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第794回 2019年2月7日~13日までの為替見通し

2019年02月07日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗①111.310
上値抵抗②110.588
均衡109.807-109.064
下値支持108.415

●ユーロ円
上値抵抗125.777
均衡124.833
下値支持124.098

●豪ドル円
上値抵抗78.210
均衡77.147
下値支持76.827


百聞は一見にしかずといいますが、トランプ大統領の2019年一般教書演説には多くのことが示唆されていました。今のアメリカがどういう状態かよくわかりましたね。
まず、トランプ氏のスタミナです。御年72歳。プロンプターの力も借りず、一時間半もの独演です。大統領まで登り詰める人はやはり、すごいもんだなあと思いました。
演説の内容も非常によく考えられたもので、民主党との融和を狙って成功したと思います。

さらに退場する際、ひとりひとりの支持者にサインする、握手する、アイキャッチする、腕や肩をポンポンとやる、などして相手の心情をくみ取っていました。この点でも大統領になる人はこの点でもすごいもんだなあ、と感心です。選挙に落ちる人は支持者に対しての態度でわかり、目が泳いでいることが多いですが、トランプ氏はひとりひとりアイキャッチです。
トランプ氏が再選を狙っているのは間違いのないことですね。すると来年の一般教書演説はどんな内容になるでしょうか。2020年にガツンとインパクトを与えるには2019年に対立軸がはっきりしていなければならないと思います。
するとかつてブッシュ大統領が北朝鮮を「悪の枢軸国」とこき下ろしたように、「敵」が明確化される必要が出てくるのではないかと思います。
その対象が中国なのか、ベネズエラなのか、ロシアなのか? 現在のところ、「敵」の姿ははっきり見えません。

台湾、北朝鮮、シリア、イラン、イギリスのブレグジット・・・。
火種になりそうな案件は今のところハンドリングの範囲内のように見えます。
今の今、中国をあまり強く締め付けてしまうとサブプライムローン級の経済不安に発展してしまいかねず、そうなると大統領選挙前に為替が不安定化し、株価も下落してしまいます。株価が値下がりした状態で大統領選挙は勝てないため、トランプ大統領は今年、そう強くは中国に対しないだろうと思います。
なので、今年、あるとすれば局地的なことだろうと推測します。
そして、何かあるとすれば5~7月、11月あたりがもっとも可能性が高かろうとも思います。

どんな展開となるのでしょうか。
為替、株価の行く末を推理するに当たり、今から2020年、トランプ大統領がどんな一般教書演説をするかをひたすら検討したいと思います。

為替に関して言えば今年は基本的には「踏み上げ」需要相場だろうと思いますので、下手な空売りにならない用心です。雌伏もトレードのうち。
ということでとりあえずは2月末の米中貿易交渉期限、ファーウエイCFO身柄問題、2月末の米朝会談あたりの材料がどの程度、為替の振れ幅に影響するかを注視したいですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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