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第829回 2019年10月24日~30日までの為替見通し

2019年10月24日

次の更新までの予想為替レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗109.388
均衡108.020
下値支持106.998

●ユーロドル円
上値抵抗121.365
均衡120.440
下値支持119.224


●豪ドル円
上値抵抗75.065
均衡73.681
下値支持72.811


次の米欧日の金融政策決定会合は以下の日程で行われます。
10月24日 ECB(欧)
10月29-30日 FOMC(米)
10月30-31日 日銀

政策内容次第で為替変動幅は大きくなりますので、注意が必要な週になります。

さて、トランプ再選を阻むため、米民主党は大統領の弾劾に向けて着々と手を打っているようです。ウクライナ駐米代理大使を務めたウィリアム・テイラー氏はかねてより、バイデン親子の不正に関心を持つトランプ大統領の動きに警鐘を鳴らしてきた人物ですが、この度、トランプ大統領に不利な証言をしたことからも、アンチ・トランプ、親民主党というスタンスの人だろうと推察できます。
 民主党はこうしたスタンスの人に証言させては2020年選挙前にトランプ大統領を抑え込もうとしているようですが、現在のところ、CNNなどで弾劾賛成は民主党で87%。中立派50%、共和党で6%と報道されています。
中立派が半々だということはトランプ大統領は批判的にみられているととらえるべきか、「どっちもどっち」と判断している人が多いととらえるべきか、見方の分かれるところですが、トランプ弾劾包囲網を可及的速やかに実現させたいのは何も米民主党だけではないかもしれません。
 まだまだ収まる気配のない香港デモですが、次第に香港にある中国企業への攻撃も強まっている中、こうした騒動の元となった青年容疑者がこの度、香港当局から身柄を解かれました。彼は台湾旅行中にパートナーに危害を加え、香港に逃げ帰ったという経緯の容疑者です。
 香港当局から身柄を解かれた今後、台湾はその身柄を台湾にと主張しています。しかも台湾当局が香港に入って身柄拘束という条件出しをしている模様で、抵抗する香港と要求する台湾の間で綱引き状態となっている由。
 ここに2020年1月11日の台湾総統選挙をクロスさせて、米民主党のトランプおろしと関連付けて考えると、トレーディングのヒントにできるのではないでしょうか。
 ウクライナ問題でトランプ弾劾に持ち込み、米民主党有力候補ウォーレン女史らを押し上げ、親中政権を目指して得する国はどこか?
それはもちろん、中国でしょう。金融の砦である香港を正常化し、中国への資金調達の道を回復させ、台湾も親中派で固めたいはず。そうはさせじとするのがトランプ政権。
 ということで、香港正常化を急がねばならない中国事情が米民主党のバックヤードにあると見るのが自然ではないかと思います。
 ボラテリテイを考えるうえでトランプ弾劾包囲網を優先するか、追い込まれ感強まる中国とするか、あるいは両方同時発生的に来るのか? 相場に「売り材料」がないときこそ売りタイミングという先人の教えを思い出しつつ、トレーディングしたいですね。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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