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第837回 2019年12月19日~25日までの為替見通し

2019年12月19日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●米ドル円
上値抵抗②110.679
上値抵抗①109.976
均衡 108.984
下値支持 107.887

●ユーロ円
上値抵抗 122.346
均衡 121.891
下値支持120.691

●豪ドル円
上値抵抗76.041
均衡75.066
下値支持73.341

米下院でトランプ大統領の弾劾訴追が可決されました。こうした事態はトランプ大統領で歴代3人目となります。一時期はノーベル平和賞候補とはやされたこともあったのに、弾劾訴追された大統領にランクインとは誠に不名誉なことです
しかし、上院では共和党の数が多く、団結もしていて、しかも議長はペンス副大統領ですから、否決されるだろうと思います。
 国外環境が安定しているとは言えない状況下でアメリカは内部対立している場合か、と思いますが、このように現職の大統領を弾劾に追い込むこともできるのが民主主義国の特徴です。
脱中国を希求しているといわれる香港や新疆ウイグル自治区の人々には「中国と違って民主主義国は自由度が高い」と映っていることでしょう。
 その点では、「良かった」のかもしれません。

さて、こうした環境下、「クリスマスにアメリカにプレゼントをする」と発言している朝鮮人民共和国の金正恩氏。それに対してアメリカ空軍司令官は「長距離弾道ミサイルの可能性」を指摘。実際に行動が起こった場合はアメリカとの間に緊張が走りそうです。
 
ところで朝鮮人民共和国はアメリカの資源探査衛星によって資源埋蔵量の多さを知られています。
だから、もし強硬路線に走ったら「短気は損気」になりえます。アメリカはレアアースの輸入を中国に依存するのをやめようとしているところです。強硬路線をとる金正恩氏を何らかの方法で排除して、資源採掘権を得ようとするかもしれません。
金氏は韓国と連携し、アメリカの力も取り込むなどして経済発展最優先で国家運営する道を模索してもいいはずです。
25日に「脅威」路線をとればその実現可能性はなくなり、今年から来年に緊張場面もあるかもしれません。
 トランプ大統領の立場に立てば、ニュース面に弾劾関連以外のニュースが占めるのは大歓迎のはずです。
 アメリカの景気は順調ですので、もし、変事珍事があり通貨にボラテイリティが発生すれば、トレーダーにとればトレーデングチャンスです。来週に迫ったクリスマスですが思わぬプレゼントが得られるといいですね。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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