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第843回 2020年2月6日~12日までの為替見通し

2020年02月06日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●米ドル円
上値抵抗110.431
均衡109.081
下値支持108.331

●ユーロ円
上値抵抗 121.478
均衡120.218-120.757
下値支持119.678

●豪ドル円
上値抵抗74.585
均衡72.305
下値支持73.025

トランプ大統領の2020年の一般教書演説が終わりました。時を同じくして弾劾無罪も決まりました。対する民主党はアイオワ集計がもたつき、かつバイデン氏失速。覇権対立相手国の中国では新型肺炎で企業活動や国民生活に支障が生じており、上海株価総合指数も低迷。米国ではワクチン開発ニュースで株価が高騰しているというのに対照的です。
客観的には嫌が欧にもトランプ再選にフォローの風が吹いている印象があります。

今後、新型肺炎の影響が中国経済に深刻な影響をもたらし、それを受けて世界経済にも大きな変動が生じる可能性は大きいので、各国においては十分対策しておくべきでしょう。

しかし、今は米国においては候補者も選挙人も国民も目の前の障害物である大統領選挙一色。中国においては新型肺炎の拡散を防止し、沈静化させることが先決となっており、経済問題は二の次のように感じられます。

投資家は、ニュースの見出しの大きさに惑わされず、今後の火種になりえる事柄への目配りを大切にしたいですね。
中国経済の今後以外では今は静かな中東、北朝鮮などにもしっかりと小さなニュースでも目を通し、変化に注目しておくべきですね。
もちろん、我が国日本の経済動向と自分の運用資産にも変化がどう影響しそうかを研究し対策しておくべき時です。
我が国においてはすでに人手不足倒産は知られたトレンドですが、中国の新型肺炎蔓延以前から少しずつ顕在化しつつあるインバウンドへの過度な依存ビジネスの生きずまりや東京五輪需要を見込んだ容易な投資、開業にもそろそろ資金ショートの懸念など黄色信号がともり始めています。
アフター五輪の経済を堅実に予想しつつ、為替においてもストラテジーをしっかり打ち立てていくべき局面ですね。
これからの中国経済の変調は計り知れないインパクトをもたらし、顕在化した時の大衆の動きには予想外なものになることが十分考えられます。そろりとリスクシナリオ・メイキングをスタートさせるべき時ではないでしょうか。
突っ込みを生かし、資産を増やす格好のチャンスに恵まれそうな年が節分とともに始まっていると思います。チャンスを生かせるような資金配分にいそしみたいですね。


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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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