●ドル円
上値抵抗107.473
均衡106.801
下値支持105.593
●ユーロ円
上値抵抗118.786
均衡116.870
下値支持114.280
●豪ドル円
上値抵抗71.570
均衡69.250
下値支持67.878
全世界に「悪い夢」あるいは「SF物語」でも見ているかのような日々が続いています。新型コロナの蔓延で当たり前だと思っていた日常生活のすべてが塗り替わってしまいました。
本来であれば今頃、日本では東京五輪の直前で、インバウンドも国内消費も大いに盛り上がっていたはずでした。働く人の所得も増加し人々の気持ちもみなぎっていたと思います。それが今や企業がいつ倒れるかの心配をしなければいけなくなり、通勤すらままならなくなっています。私生活の行動も制限され、GWに親元への帰省もままなりません。
しかも社会主義国さながら、国からの給付金でしのいでいくことになりそうな状態です。
ところで今回はのウイルスには人工的痕跡説が根強くささやかれています。もし、そうならどこの誰が何のために用いたのでしょうか?
発症がもっとも早く観測された中国は米軍説を一時持ち出し、アメリカやドイツは中国が原因として損害賠償請求を求めています。米ポンペイオ国務長官が「中国には安全性に疑問がある類似菌を扱う研究所が複数ある」と発言していることから、中国に依拠するとの考えです。
次に人為的か偶発的かの問題です。現在のところ、その点は不明ですが中国は
不思議な行動をとっているのです。
武漢での新型流行が2019年11月から2020年年初。中国は1月末までに世界各国の同胞に呼びかけ、解熱剤タイレノールやマスク、防護服、手袋などを買い占めて本国に送るように指示。そして各国に病気が蔓延したころ、「マスクがなくてお困りでしょう」と健康シルクロード構想の下、ファーウエイ導入とバーターで「マスク外交」を展開しています。さらに世界のメディア報道が新型一色の中、2月26日、ハワイ沖に潜水艦などを
予行演習。その際に米軍哨戒機にレーザー照射をし、米軍から謝罪を要求されています。
特効薬がないと潜水艦乗務にも支障が出てくるため米ギリアドサイエンシズ開発中の治療薬レムデシビルの承認が待たれるところですが、中国は論文で同薬に「副作用」と「治験無効」を指摘しています。中国採用のアビガン成分もメーカーである富士フイルム富山化学工業が副作用に注意喚起しているのにレムデシビル阻止の気配が強いのです。
そんな折、北朝鮮の金正恩委員長の動静に様々な観測が言われ始めました。一部の識者から「中国主導で(スムースなトップ交代に向けて)物語作りがなされている気配」が指摘されています。北朝鮮と中国の間には強い互恵関係があるといわれる中、米国派もいて、今、情勢は微妙です。
米側はロシアのクリミア半島併合時の電磁的無効化⇒情報統制⇒併合という手法で通信制御の果たした役割が要とみて、ファーウエイ通信網に対し警戒しています。対抗策を打ち出すために空軍がとらえた飛翔体動画を公開したのかもしれませんね。
新型肺炎はこうした米中動向の中でとらえるべきで、両国対立のフェーズは北朝鮮問題も絡めて、かなり微妙なところに差し掛かってきていると思います。そこで為替レンジですが不測の事態を考慮した幅を設定しておくべきかと思います。