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第881回 2020年11月5日~11日までの為替見通し

2020年11月05日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗105.549
均衡104.186-103.845
下値支持102.653-100.949

●ユーロ円
上値抵抗123.775
均衡121.152
下値支持119.005

●豪ドル円
上値抵抗76.893
均衡74.334
下値支持71.774

世界が固唾を飲んで注目した米大統領選挙。投票権がないノーポジ状態ではおのずと客観的になりますが、現状を率直に言うと、民主党は入念に選挙に勝てるように仕掛けていたんだな、と思いました。
そして、この手法はどこかで見たことがある、とも感じました。
おそらく、オバマ前政権の時によく使ったシンクタンクのプランニングが効いているのではないか。そう感じました。
過去、観てきたロジックで人の流れや行動様式を「てこの原理」で使う点で、シンクタンク主導で「選挙に勝つための戦略モデル」みたいなものを踏襲しているなと思いました。

アメリカ民主党バイデン陣営はロジックの組み立てを入念にして、新型感染症や黒人VS警察などもうまく選挙戦に取り入れ、トランプ氏を勝たせないように動いたんでしょう。

トランプ政権ではシンクタンクの地位が低下したともいわれましたが、バイデン陣営では中立系、リベラル系に加え、サンダースやウォーレン両上院議員に近い左派の専門家やシンクタンク関係者も助言を提供しているといわれます。

バイデン陣営に提言をしているシンクタンクの中には「ネバ―・トランプ派」と目される共和党に近い人脈とも連携の気配があるようです。

今後、そうしたアドバイザーが政権の人選にも強く介入してくる可能性があり、経済政策にも大きな影響を与えるものと思います。
マネーマーケットは今のところ、安定していますが、今後には予断なく備えないといけないでしょう。

バイデン氏が誰を国務長官に任命するかなどによってアメリカの政策は全く違ったものになる可能性があり、マーケットはそのメリットも先取りするかわり、デメリットにも反応します。今はそれがまだ実現していないだけです。

トランプ陣営でも相当な弁護団を準備しているようですが、はやくもトランプ氏と弁護団の分断工作か? そう、うがちたくなる報道もあります。ロイターは、
「米大統領選でドナルド・トランプ大統領陣営の顧問を務めている法律事務所、ジョーンズ・デイに所属する弁護士達は、トランプ陣営よりもライバルのバイデン陣営にはるかに多額の献金をした」との分析結果を発表しました。

身内にも、ネバー・トランプ派が?
トランプ・オーガニゼーションの経営問題もあること。
トランプ氏のモチベーションがいつまで続くかが焦点になりそうですね。
さて、為替水準に関しては一言でいえば、「今は猫をかぶっている」とみて、牙をむかれたときに慌てないトレーディングを心掛けたいですね。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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