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第892回 2021年1月28日~2月3日までの為替見通し

2021年01月28日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗105.488
均衡104.804
下値支持103.957

●ユーロ円
上値抵抗127.462
均衡125.662
下値支持124.402

●豪ドル円
上値抵抗81.682
均衡78.933
下値支持77.030



アメリカの金融政策を決定するFOMC会合も終わり、パウエル氏の記者会見も済みました。
経済見通しは従来より悲観的に表現されたとはいえ、これまでどおりの手法で当面展開していくとの会見内容でした。

市場はイベント消化と折からの巣ごもり投資家の動向から米株式市場は下落。日本市場もつれ安となっています。


為替については今後、ドル安方向に揺り戻される説が言われています。
バイデン政権誕生でのハネムーン期間をおおむね3か月とすると11月3日から100日めどで2月初旬。今の時点では公約も賞味期限。


加えてコロナ収束動向が不透明なので、今後の為替トレンドを予想するのに少々手掛かり難ですね。

そこで、視点を投資ファンドに当てみることにしました。

結論から言うと、バイデン政権誕生を利用して儲けたいと画策している国際金融資本家たちにしてみれば、今しばらくドル高円安が続けばいいと考えているのではないかと思います。


というのも目下、世界一美しい街に生まれかわった東京がコロナ禍で普及したリモートワークの広がりや企業の財務基盤需要から、買い手にとってはおいしい状態になりつつあるからです。
これを割安に買うには強いドルで弱い円資産を仕込みたいはず。

例えば東京駅や新橋駅にもほど近い汐留に立つ電通本社ビル。2002年11月1日に竣工し、当時はその美しいフォルムや威容が衆目を集め、話題をさらっていました。

その電通本社ビル。電通は労働問題やテレビ広告など主力ビジネスに変化の兆しから、業績低迷。
追い打ちをかけるように東京五輪延期、折からのコロナ禍、そしてリモートワークの普及で、本社売却プランに至り、昨年12月に入札を実施しました。

現在、ヒューリックが優先権を得て交渉中ですが、売却が実現した場合は国内不動産取引で過去最大級の3000億円規模になる模様。しかし、この売却話はまだ固まっておらず、外資にもチャンスがあります。
例えばドル円が1円動くだけで、すなわち、現行水準104.284が105円方向に動くだけで何十億円も割安にこうした物件を買うことができます。逆の場合はその分、割高に買うことになるわけです。

都内一等地のビル売却を拠点集約化の
目的で検討中の日通の場合でも1000億円話になり、失業や休業に追い込まれ、収入減から親元に戻るとか、都心のマイホームを売却する動きも追従しそうですから、今後、空き地も出てくるでしょう。

こうした売却物件は手元資金潤沢な投資ファンドには垂涎の的。
そして外資ファンドにはドル高円安の今しばらくの進行が望ましいわけです。


ワクチン普及でコロナがおさまれば経済回復も期待でき、投じた資金も回収機会が見えてきます。



わが国でもアベノミクスで同じような政策をとり、東京五輪前に動産価格は大きく上昇しました。

ワクチンが行き渡り、コロナ克服で経済回復というところまで、今しばらく、時間を必要という中で、日本資産を安く仕込みたい外資ファンドにとってはロビイストの話を受け付けないトランプ政権はもうないのです。
「これからが仕込みの本番」と映っているであろう今、バイデン政権にドル高円安傾向を期待したいのではないかと思います。


政権はそうしたファンドの意向をある程度は考慮するのではないでしょうか。何しろ、大統領選挙にかかる莫大なキャンペーン費用のためにせっせと献金し支援してきたのです。
もし、意向が通じないような政権であれば次の中間選挙でそれが反映される、というわけです。

なので、今しばらく、ドル高円安傾向を期待できると考えています。
その調整弁がワクチンなのではないでしょうか。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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