FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第261回~チャートでみるドル上昇の行方~
為替大観

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第261回~チャートでみるドル上昇の行方~

2017年09月27日

 この2週間の間に円相場は様変わり。9月8日の107.29円を底値に、今日はドル円は113円前後まで上昇、約2か月半ぶりの円安水準となった。その主な要因は、まず前回指摘したようにパーフェクトストームの沈静化で市場が安堵したことがきっかけであるが、何よりも日米の金融決定会合が終わり、日米金利差は拡大するとの方向性が明らかになったことが一番大きい。この流れは少なくとも来週の米雇用統計の発表まで続くとみている。まさに見えざる手が見えてきたといってよい

合わせて、昨日イエレン議長が、講演で「物価の2%への上昇を待つより、利上げを継続していく」と、継続的な利上げに道筋をつけた発言をしたことでも、ドル上昇の勢いが高まった。加えてトランプ大統領が近々予算方針を発表することが、想定より早いと評価され、減税(リパトリ減税も含めて)への期待が一気に高まったこともドル買いの力となった。またドイツの選挙も予想を超える結果となったことでユーロ売りが強まったこともドル買い圧力となった。

このような市場の心理は、来週の米国雇用統計まで続く可能性が高い。今後の展開について、テクニカルで計算してみた。今年4月以降、今回のドル上昇は3回目だが、過去2回はその上昇角度、長さ、日数がほぼ同じであった(下記表)。
  安値(月日)  高値(月日) 変動幅(経過日数) 高値時の乖離率(注)
1)108.13(4/17)  114.37(5/10)  6.24円(23日)  3.13%
2)108.69(6/14)  114.49(7/11)  5.80円 (27日)     2.18%
   (注)21日移動平均線と高値との乖離率

それを今回に当てはめてみると下記のような結果がでる。
3)107.29(9/ 8)  が安値なので、今後のドル相場の範囲を過去二回の動きを基準に計算すると、113.09~113.53円となり、到達日は、10月1日~5日となる。また今日現在の21日移動平均線は110.59円なので、上記乖離率で計算した高値は、113.02~114.12円となる。

これらの結果から、もし今回3回目も同じような動きでドルが上昇するとすれば、ドルは、10月第一週に113.50円前後まで上昇し、もしこの水準を超えることになれば、新たなレンジ相場に入ることになると予想できる。

一方、ここに新たな材料が出てきた。日本の衆議院議員選挙である。株式相場は選挙と相性がいい。選挙期間中は株が上昇しやすく、ある証券会社の調査では、過去20年、衆議院選挙が8回あったが、その成績は7勝1敗(選挙日の2か月前の終値と選挙月の高値との比較)であった。これをドル円相場で見ると、4勝3敗であったが、過去2回(2012年、2014年)ではドル高である。この点からもドル上昇と予想したい。

今後1週間の相場レンジは、ドル円は111.80-113.80円と予想。一方ユーロは、対ドルでは1.1600-1.1800、対円で131.50-133.50円と軟調推移を予想する。ドイツの選挙で、ドイツのための選択肢(AfD)が第3党となる議席を獲得したことや、メルケル首相が連立の取りまとめに時間がかかる懸念があることが背景だ。

(2017/9/27、小池正一郎)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 小池 正一郎(こいけしょういちろう)
    グローバルマーケット・アドバイザー。1969年日本長期信用銀行(現・新生銀行)入行後、資本市場部長、長銀証券常務などを歴任。1998年よりUBS銀行外国為替本部在日代表、シティバンク・プライベートバンクを経て、2006年より2015年6月までプリンシパリス.日本代表(国際金融政治情報コンサルティング会社、本部英国ロンドン)。外国為替コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(r)認定者)。ブログ執筆中(牛誰人のブログ・小池正一郎の世界経済大観)。新潟県出身(関川村ふるさと大使)。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第261回~チャートでみるドル上昇の行方~