FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第265回 ~FRB議長後任は誰でもドル高~
為替大観

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第265回 ~FRB議長後任は誰でもドル高~

2017年10月25日

 日経平均が17日ぶりに反落したが、ドル円は底堅い。自民党圧勝を受けて、一時114円台まで買われたあと113.20円台まで売られた円も、今日は114円を超えるところまで買い戻されている。最近、株と為替の関連性が薄れているので、方向を同じように考える傾向が薄くなったようだが、やはり無視することはできない。その意味で、株価の連騰が止まったことは、大きな変化の兆しかもしれない。

 しかし一方でドル円はしっかりしている。もっとも株価は時間外で上げ基調に切り返しているので、株式市場の強さも変わらない可能性もある。どちらにしても、相場の基調変化の実態は一日だけでは判断できないので、これから始まる世界のイベントを控えて自分なりの方向性を持っておく必要がある。

 その中で一番大きいのは、最終段階に来ているFRB議長の指名問題だとみている。イエレン議長の任期は2018年2月3日。議会の最終承認まで場合によっては3ヵ月かかるといわれているので、もう一刻も猶予を許さない段階にきている。トランプ大統領のアジア歴訪出発(11/3)まで決定するのは間違いないだろう。

 候補者別に為替への影響を考えてみた。結論から言えば、だれでもドル高基調に変化はないとの見方だ。市場はその方向性をかなり織り込んでいるとみているので、発表直後は、“噂で買い、事実で売り”のごとく、ドルは売られる可能性がある。しかしイエレン路線を歩むことが判明すれば、またドル高基調に戻ると考えている。

 米国の予想サイトPredictitによれば、イエレン議長の後任は、現在理事のパウエル氏(64歳)が55%でダントツ、次いでテーラー氏(70歳)の26%、イエレン氏(71歳)の17%と続いている(10/24現在)。現在定員7名の理事で3名が空席になっているので、場合によっては、議長にパウエル氏、理事にテーラー氏のダブル指名になることも予想される。

 パウエル氏はハト派であり、イエレン議長との連続性もあり市場からの信任も得やすい。規制緩和も一部緩和も提唱しており、トランプ大統領の政策とも一致しているところもあり、最有力との見方だ。

 一方テーラー氏は、タカ派に位置付けられているが、最近急速に評価が上がってきている(10/20は確率14%)。テーラー・ルールという理論的なわかりやすさもある。そのルールに従えば、理論的FF金利は3%前後で、現在(1.00-1.25%)より大幅な引き締めが必要となり、この点ではドル高要因になる。ただ実際は、経済全体に目配りをする姿勢であり、弾力的な判断をできるとの判断から、トランプ大統領の選択肢に入っている。ドル買いポジションで発表を待ちたい。

 さて、今後一週間は中央銀行ウィークだ。26日にECB理事会があり、そこで債券購入金額の減額が発表になるだろう。日銀決定会合(10/30-31)では展望レポートが発表になる。そしてFOMC(10/31-11/1)がある。両者とも大きな政策変更はないと予想している。ただ、FOMCの声明では12月の利上げを示唆する文言が織り込まれれば、115円が見えてくる。

 そこで今後1週間の相場レンジは、ドル円は112.80-114.80円と予想。一方ユーロは、対ドルでは1.165-1.1850、対円で133.00-135.00円と予想する。
(2017/10/25、小池正一郎)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 小池 正一郎(こいけしょういちろう)
    グローバルマーケット・アドバイザー。1969年日本長期信用銀行(現・新生銀行)入行後、資本市場部長、長銀証券常務などを歴任。1998年よりUBS銀行外国為替本部在日代表、シティバンク・プライベートバンクを経て、2006年より2015年6月までプリンシパリス.日本代表(国際金融政治情報コンサルティング会社、本部英国ロンドン)。外国為替コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(r)認定者)。ブログ執筆中(牛誰人のブログ・小池正一郎の世界経済大観)。新潟県出身(関川村ふるさと大使)。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 為替大観 > 第265回 ~FRB議長後任は誰でもドル高~