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第270回 ~この1週間でみえたもの~

2017年11月29日

 今朝早朝の北朝鮮のミサイル発射ニュースには肝を冷やした。しかし同時に、ドル円の値動きを見て安堵した。そして思わずハタと膝を打った。「なるほど。これが今の相場だ」と。瞬間に相場を左右する参加者の心理状態、行動様式が見えた気がした。結論から言えば、今までリスクオフと考えられている材料が出ても、本源的なドル買い要因を越えるほどの決定的なドル売り材料は出ていないとの見方だ。

 今は、2018年に起こるであろう各変動要因の方向を見据え、今は動かない方が賢明と考え、もし取引するとすれば、それは超短期的な利鞘取売買だと判断、その結果、方向感の出ない状態が続いていると見ている。

 つまり「2018年を見据えればドル売りはリスク」と考え、短期的には市場の表面的な流れに乗ってドルを売るが、来年を考えれば今の水準でドルを仕込んでいく方がよい、との考え方である。その背景は、現在、実現不透明との見方でドル売りの材料になっている米利上げ回数や予算審議が、最終的には実現。米国景気がさらに拡大、日米金利差が広がり、北朝鮮問題もこれ以上悪化せず、ドル買い安心感が出るとの予想である。

 そこで再燃するのが、過去に話題になったキャリートレード(低金利通貨<円>を売り、高金利通貨<米ドル>を買い運用)であり、ドル買いの進行である。

 今のドル円は、薄い氷の上で大きく動けない状態と同じだ。すなわち、氷の厚さを推し量りながら、じっと同じ場所に留まっている状態と考えればよい。そして、少しでも新たな材料が出て、氷が割れ冷たい水に落ちるか、逆に予想以上に厚い氷で、その場所を起点に新たな世界に飛び立っていけるか、そのどちらになるかを推し量っている状態だろう。

 どんな場合でも、一つの材料に相反する見方は存在する。例えば、昨日米国で発表された消費者信頼感指数(コンファレンスボード)である。米国のGDPの約70%は個人消費であることから、個人消費動向は極めて重要な指標であり、当指標の発表に注目している参加者は多い。結果は129.5と17年ぶり(2000年11月,132.6以来)の高水準。予想が124だったので、本来なら大きなドル買い材料である。ただ実際はドル高にならず、下げ止まった程度。それだけ、現在の市場にはドル弱気の空気が勝っていると判断できる。

 さて、11月は6日の高値(114.74円)以降ドルの下落が続いているが、完全に下げ止まったと言えるような状態ではない。現在は111円台の取引が、ほぼ2か月ぶりに111円を割った(11/27)ことで、新たなドル安相場が始まるとの見方もある。しかし個人的には、もう一度は111円割れは定着せず、12月には2018年の相場展開を見据えて、ドルは再び底堅さを取り戻すと予想している。したがって今の水準はドルの絶好の買い場と考えている。

 そこで、今後1週間の相場レンジは、ドル円は110.80-112.80円と予想。一方ユーロは、ドイツの政情不安が後退すると考え、対ドルでは1.1750-1.1950、対円では、131.50-133.50円と予想する。
(2017/11/29、小池正一郎)


※当コラムは毎週水曜日の更新です(水曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 小池 正一郎(こいけしょういちろう)
    グローバルマーケット・アドバイザー。1969年日本長期信用銀行(現・新生銀行)入行後、資本市場部長、長銀証券常務などを歴任。1998年よりUBS銀行外国為替本部在日代表、シティバンク・プライベートバンクを経て、2006年より2015年6月までプリンシパリス.日本代表(国際金融政治情報コンサルティング会社、本部英国ロンドン)。外国為替コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(r)認定者)。ブログ執筆中(牛誰人のブログ・小池正一郎の世界経済大観)。新潟県出身(関川村ふるさと大使)。

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