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為替モーニング東京市場2023年12月4日

2023年12月04日
(コラム執筆時間:08時01分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円146.00~147.50
ユーロ円159.00~161.50
ユーロドル1.0800~1.0950
豪ドル円97.00~98.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

パウエルFRB議長は金融緩和の時期を推測するのは時期尚早とした上で、適切であれば追加引き締めの用意とタカ派的な姿勢を崩していない。ただ政策金利は抑制的な領域に深く入ったことにも言及したことで、市場の利下げ期待に大きな変化は見られていない。それでも利下げ時期が未知数であるなど市場は混迷度を深めており、一旦ドルロングを手仕舞う動きに傾斜している。今週も引き続き米金利動向に関心が集まると見られるが、先週はサンフランシスコ連銀総裁が現時点では利下げについて全く考えていないとしたほか、FRBが利上げを完了したかどうかを考えるのは時期尚早とのタカ派的な発言、さらにはニューヨーク連銀総裁のインフレ圧力が続けば再び利上げの可能性もあるとのタカ派的な文言を発している。ただあくまでも憶測の域であり、市場のコンセンサスは相次ぐ利上げは終了との見方が少なくなく、利下げに向けて準備段階に入ったと見なした方が賢明であり、ドルの戻り売りに比重を置いた戦略性が求められている。

一方、ドル円は着実に次なる節目145円前後が意識されているが、本日は第1回の日銀金融政策討論会が予定されており、非伝統的金融政策の効果と副作用と題して、金融市場、金融システム、金融政策、日銀バランスシートについて議論される見通しである。何らかのヒントを得られるかは未だに懐疑的だが、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に直面しているといえる。相対的には大きなサプライズは期待薄であり、直近のレンジ幅ドル円146.00~147.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは一時1.08台前半付近まで下落していたものの、パウエル議長講演を受けて買い戻しが強まっており、下落幅を解消した形で1.08台後半に戻している。ただECBの利下げ観測がFRBよりも早まるとの見解が少なくなく、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅1.0800~1.0950を重視し、同レベル前後からのナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、146円前後から押し目買いと共に、147円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台前半から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は売り急ぐことなく、ドル円148円前後を中心に、147円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は147円割れから買いを随時実施しており、現状では146円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開に変わりはないが、ユーロ経済の脆弱性を背景に戻り売りを優先している。現状ではユーロドル1.09台半ば前後からナンピン売りと共に、1.08前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円146円前後ではロング、147円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は159円前後から押し目買いと共に、161円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円前後から押し目買いと共に、98円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円145.50148.00
ユーロ円158.50161.00
ユーロドル1.07501.1000
豪ドル円96.5099.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆147.00(SL146.00売り)
ユーロ弗ロング50,000☆1.0830(SL1.0800売り)
前日のSLポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆▼160.80(SL160.50売り)-¥15,000
2023年12月収支経過(01~04日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円+¥30,000+¥30,000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000★△161.70(160.50ロングカバー)+¥60,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000.148.80(SL149.30買い)
ドル円買い50,000☆147.00(SL146.50売り)
ユーロ円売り50,000162.00(SL162.50買い)
ユーロ円買い50,000☆▼160.30(SL159.80売り)-¥15,000
ユーロドル売り50,0001.0980(SL1.1030買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.80(SL99.30買い)
豪ドル円買い50,00097.20(SL96.70売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000.147.30
ドル円買い50,000146.00(SL145.50売り)
ユーロ円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ユーロ円買い50,000159.00(SL158.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0930
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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