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為替モーニング東京市場2023年12月1日

2023年12月01日
(コラム執筆時間:09時05分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円147.30~148.80
ユーロ円160.50~162.00
ユーロドル1.0850~1.1000
豪ドル円97.00~98.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米10月PCEコアデフレータは+3.5%と市場予想と一致したが、米11月シカゴ購買部協会景気指数の力強い結果55.8(予想46.0)を受けて、米国株式市場ではNYダウが前日比520ドル高と年初来高値を更新するなど、改めて米景況感の良さが意識されている。ただサンフランシスコ連銀デイリー総裁が今は利下げを全く考えていないとの発言、そしてニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁のインフレ圧力続けば再び利上げの可能性もあるというタカ派的な発言も手伝い、米債券利回りは下げ渋り、ドルには買い戻し圧力がかかっている。それでも市場のコンセンサスはインフレ鎮静化を踏まえ、来春早々にはFRBが利下げに方向転換するとの見解が強く、拙速的にドルを買い戻す動きに繋がるかは懐疑的になっている。そんな中、本日予定されているパウエルFRB議長の発言に注目が集まっているが、従来のタカ派的な発言が見られる場合には、米金利上昇と共に、ドル円相場がもう一段上値を試す展開も考えられる。いずれにしても神経質な展開が続いており、引き続き直近のレンジ幅を重視しながら、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう

一方、ドル円は米債券利回り上昇もあって148円台を回復しているが、米利下げ観測がある以上、拙速的な上値トライには慎重にならざるを得ない。引き続き直近のレンジ幅ドル円147.30~148.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは節目の1.10前後から下げ足を強めているが、米債券利回り上昇も限定的になっており、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0850~1.1000を重視し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、147円台半ば割れから押し目買いと共に、148円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円148円前後から売りを随時実施しており、現状では148円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は147円前後を中心に、147円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売り志向が根強いが、1.08台半ば割れでは利益確定買いを踏まえたポジション調整買いが散見されているなど、拙速的な下値トライは慎重になっている。現状ではユーロドル1.10前後からナンピン売りと共に、1.08台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円147円台半ば割れではロング、148円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、162円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円前後から押し目買いと共に、98円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円146.80149.30
ユーロ円160.00162.50
ユーロドル1.08001.1050
豪ドル円96.5099.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆160.80(SL160.50売り)
本日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼162.00(SL160.80売り)-¥60,000
2023年11月収支結果 マイナス-¥285,800
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥100,000+¥10,000
ユーロ円-¥135,000-¥60,000
ユーロドル+¥24,200(+$150)+$400
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆160.80(SL160.30売り)
ユーロドル買い50,000★△1.0920(1.1100ショートカバー)+$400
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆△148.00(147.80ロングカバー)+¥10,000
ドル円買い50,000146.30(SL145.80売り)
ユーロ円売り50,000162.00
ユーロ円買い50,000160.50(SL160.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1000(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,00098.20(SL98.70買い)
豪ドル円買い50,00096.70(SL96.20売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000.148.80(SL149.30買い)
ドル円買い50,000147.30(SL146.80売り)
ユーロ円売り50,000161.70
ユーロ円買い50,000160.50(SL160.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1000(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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