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為替イブニング海外市場2022年8月3日

2022年08月03日
(コラム執筆時間:19時26分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円132.30~134.00
ユーロ円134.50~136.30
ユーロドル1.0100~1.0280
豪ドル円91.30~93.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

前日の米国株式市場が全面安の展開を見せていたが、本日の日経平均株価は前日比147円高と反発に転じており、市場には安堵感がやや広がっている。そして、株式市場にとっても、過度な円安よりは円高基調の方が貢献するとの見方も少なくない。また、本邦が苦悩している賃金上昇率においても、もう一段の円高が日本経済の活性化に繋がる可能性がある。うがった見方になるが、最終的には日銀も金融緩和策に固執せずに、金融引き締め策を打ち出せば、逆に賃金上昇と共に、日本経済の活性化を促す可能性がある。いずれにしても、インフレ懸念、地政学的リスク、そして、世界経済の低迷など、相場を取り巻く環境がさらに複雑化しており、安易にポジションを取り切れない状況にあるだけに、引き続き、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は売りが一服しており、再び底堅さを取り戻しつつある。ただ、日々の上げ下げが強く、投資家心理の冷え込みと同時に、敏感に反応し易い相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円132.30~134.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、7月ユーロ圏非製造業PMI確報値は51.2と上方修正されているが、米ドルの買い戻しを背景に、改めて1.02台で上値の重さが意識されている。引き続き相場が動意づくまでは、レンジ幅ユーロドル1.0100~1.0280を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、132円台半ば割れから押し目買いを勧めると共に、134円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.01前後から押し目買いと共に、1.02台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを維持しているが、輸出企業は売り急ぐことなく、ドル円134円前後からからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、132円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状では、戻り売りを優先し、ユーロドル1.03前後からナンピン売りと共に、1.01前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円132円台半ば割れではロング、134円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は134円台半ば前後から押し目買いと共に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば前後から押し目買いと共に、93円前後からナンピン売りで待機すること勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円131.80134.40
ユーロ円134.30136.80
ユーロドル1.00501.0320
豪ドル円91.1093.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆132.50(SL132.00売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼135.50(SL134.50売り)-¥50,000
豪ドル円ロング50,000★▼92.30(SL91.50売り)-¥40,000
2022年8月収支経過【01~03日】
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥50,000-¥25,000
ユーロ円±¥0±¥0
ユーロドル
豪ドル円-¥80,000-¥55,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼131.00(SL130.50売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼134.50(SL134.00売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000★▼91.50(SL91.00売り)-¥25,000
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000★▼131.80(SL132.50買い)-¥35,000
ユーロ円売り50,000★△135.00(133.50ロングカバー)+¥75,000
ユーロ円買い50,000★133.50(SL132.90売り)
豪ドル円売り50,000★▼91.50(SL92.10買い)-¥30,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000134.20(SL134.70買い)
ドル円買い50,000☆132.50(SL132.00売り)
ユーロ円売り50,000136.20(SL136.80買い)
ユーロ円買い50,000134.70(SL134.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0270(SL1.0330買い)
ユーロドル買い50,0001.0100(SL1.0050売り)
豪ドル円売り50,00093.00(SL93.50買い)
豪ドル円買い50,00091.30(SL90.70売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000134.00(SL134.50買い)
ドル円売り50,000☆△133.20(132.50ロングカバー)+¥35,000
ドル円買い50,000132.30(SL131.80売り)
ユーロ円売り50,000136.50(SL137.00買い)
ユーロ円買い50,000134.80(SL134.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0270(SL1.0320買い)
ユーロドル買い50,0001.0100(SL1.0050売り)
豪ドル円売り50,00093.00(SL93.50買い)
豪ドル円買い50,00091.40(SL90.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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