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為替モーニング東京市場2023年12月8日

2023年12月08日
(コラム執筆時間:09時19分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円143.00~145.00
ユーロ円154.50~156.50
ユーロドル1.0700~1.0850
豪ドル円94.00~96.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

前日の植田日銀総裁の通貨および金融調節に関する報告書の文言が呼び水となり、市場は早期のマイナス金利解除観測への期待感が生じて円高が進行した。世界的に見ると、来年の米利下げ観測が強まる中、日銀の金融緩和解除も重なった格好であり、市場ではドルロングの手仕舞いを踏まえて、積み上がっていた円ショートが一気に巻き戻され、ドル円は一時141円台まで急落している。ただ日銀が即座に利上げに臨む可能性は低く、日米金利差が縮小するわけでもないだけに、総じて過剰反応の円高とも受け取られている。いずれにしてもストップロスを大量に巻き込んでおり、確実に市場は円高志向に傾斜していると言わざるを得ないが、本日は米雇用統計が控えており、円主導で波乱含みの展開が予想される。成り行きを見極めるためにも、当面は少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円はストップロスが一巡しておらず、145円前後で上値の重さが意識されている。反面、米10年債利回りが4%前後で下げ止まる可能性があり、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円143.00~145.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはほぼ蚊帳の外状態にあり、1.08前後でもみ合い相場と化している。一部ではECBの利下げが早まるとの見方もあるが、FRBでも同様な見方があり、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続き直近のレンジ幅1.0700~1.0850を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、143円前後から押し目買いと共に、145円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07前後から押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は急激な円高に衝撃が走っているが、現状では売り急ぐことなく、ドル円145円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は144円前後から押し目買いを随時実施しており、現状では143円前後から押し目買いで待機している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整主導の展開を余儀なくされている。現状では米雇用統計待ちの段階であり、昨日と同様にユーロドル1.08台半ば前後からナンピン売りと共に、1.07前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様

●クロス円は、ドル円143円前後ではロング、145円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は154円台半ば前後から押し目買いと共に、156円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円前後から押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.50145.70
ユーロ円154.00157.00
ユーロドル1.06501.0900
豪ドル円93.5096.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円142.50145.70
ユーロ円154.00157.00
ユーロドル1.06501.0900
豪ドル円93.5096.50
現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルロング50,000☆1.0780(SL1.0700売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼158.80(SL157.80売り)-¥50,000
豪ドル円ロング50,000★▼96.50(SL95.80売り)-¥35,000
豪ドル円ロング50,000☆▼95.80(SL94.50売り)-¥65,000
2023年12月収支経過(01~08日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000-¥50,000
ユーロ円-¥50,000-¥100,000
ユーロドル-¥39,700(-$250)
豪ドル円-¥125,000-¥125,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼146.30(SL145.80売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼157.80(SL157.30売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000☆95.80(SL95.30売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000.146.00(SL146.50買い)
ドル円買い50,000☆▼144.30(SL143.80売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000157.30(SL157.80買い)
ユーロ円買い50,000☆▼155.50(SL155.00売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0830
ユーロドル買い50,0001.0700(SL1.0650売り)
豪ドル円売り50,00096.00
豪ドル円買い50,000☆▼94.50(SL94.00売り)-¥25,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000.145.00(SL145.50買い)
ドル円買い50,000143.00(SL142.50売り)
ユーロ円売り50,000156.50(SL157.00買い)
ユーロ円買い50,000154.50(SL154.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0830
ユーロドル買い50,0001.0700(SL1.0650売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.50買い)
豪ドル円買い50,00094.00(SL93.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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