鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 151.50~153.50 |
ユーロ円 | 162.50~164.50 |
ユーロドル | 1.0650~1.0800 |
豪ドル円 | 99.50~101.30 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
トランプ氏の大統領選勝利を受けて、ドルを買い戻す動きから堅調ではあるが、相対的に先行き不透明感が強まっている。このため市場全般にはトランプトレードの余韻が残っているものの、利食いと損切りが相交じり、混迷度を深めている。そんな中、米11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想外に上昇したこともあるが、依然として米債券利回りの高止まりも手伝い、改めて米景況感の良さが意識されている。一方, 東京株式市場では日経平均株価が一時400円を超える上昇となり、4万円台を意識させてはいるが、日銀の追加利上げ志向や円安対策などもあり、前日比118円高に留まっている。円安が株価上昇をサポートしているが、一旦清算局面を迎えていると見なし方が無難であろう。いずれにしても様々な情報や憶測が飛び交っており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況に変わりがない。引き続き直近のレンジ幅を拡大し、じっくり待機策に努めることが得策であろう。
一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に底堅い展開は否めないが、現時点では政府日銀による介入発言は口先の段階にあり、過度な円高局面は描きづらい状況にあり、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円151.50~153.50を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは独経済の脆弱性もあり、戻り売りが優先されている。ただ1.07割れ段階では利益確定買いやポジション調整買いも散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0650~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、151円台半ば前後から押し目買いと共に、153円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は先週と同様に、ドル円153円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は152円割れを視野に、151円台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米起因の優位性もあって戻り売りを優先している。調整色を強めているが、現状では先週末と同様に、ユーロドル1.07前後から押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円151円台半ば前後ではロング、153円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円台半ば割れから押し目買いと共に、165円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円台半ば割れから押し目買いと共に、102円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 151.00 | 154.00 |
ユーロ円 | 162.50 | 164.80 |
ユーロドル | 1.0600 | 1.0850 |
豪ドル円 | 99.00 | 101.80 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 151.00 | 154.00 |
ユーロ円 | 162.50 | 164.80 |
ユーロドル | 1.0600 | 1.0850 |
豪ドル円 | 99.00 | 101.80 |
現在のポジション
ドル円ロング | 50,000 | ☆153.00(SL151.50売り) |
ユーロ円ロング | 50,000 | ☆163.50(SL162.50売り) |
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0700(SL1.0650売り) |
豪ドル円ロング | 50,000 | ☆100.30(SL99.50売り) |
前日のSL実行ポジション
ユーロ円ロング | 50,000 | ☆▼163.30(SL162.50売り)-¥40,000 |
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0700(SL1.0700売り)±$0 |
2024年11月収支経過 (11/01~11日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥35,000 | |
ユーロ円 | -¥40,000 | -¥40,000 |
ユーロドル | +¥41,300(+$250) | |
豪ドル円 | +¥35,000 | +¥35,000 |
前日の売買 東京市場
豪ドル円買い | 50,000 | ★△101.30(102.00ショートカバー)+¥35,000 |
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 153.30 |
ドル円買い | 50,000 | 151.50(SL151.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 165.00 |
ユーロ円買い | 50,000 | ☆163.50(SL163.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0820 |
ユーロドル買い | 50,000 | ☆1.0700(SL1.0650売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 102.00(SL102.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | ☆100.30(SL99.80売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 153.30 |
ドル円買い | 50,000 | 151.50(SL151.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 164.30 |
ユーロ円買い | 50,000 | 162.50(SL162.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0800 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0650(SL1.0600売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.00 |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.50(SL99.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。