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為替イブニング海外市場2023年11月24日

2023年11月24日
(コラム執筆時間:19時13分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円148.50~150.00
ユーロ円162.30~163.80
ユーロドル1.0830~1.0980
豪ドル円97.30~98.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

本日は米株式・債券市場は短縮取引の関係上、相対的に調整色を強めており、各通貨も狭いレンジ幅での攻防を余儀なくされている。そして、相対的に市場には材料出尽くし感もあり、安易にどちらにも仕掛けづらい外部環境にある。そんな中、直近のECB理事会議事録では、ユーロ経済のインフレ懸念が払しょくされておらず、利下げ開始は時期尚早であり、金利据え置きが基本線であることが確認されてはいるが、ドイツ経済の脆弱性が問われている関係上、FRBと同様に、ECBも着実に利下げに向かっていることは間違いなく、拙速的に買い上がる難しさがある。反面、政府日銀は円安メリットとデメリットの狭間にあり、また、インフレ上昇率も各先進国と比較しても、許容範囲の段階にあり、拙速的な金融引き締めには時期尚早との見方が有力視されており、円を買い戻す動きも限定的になっている。反面、時系列的には円安の副作用が賃金上昇の弊害、エネルギー価格の上昇、そして、物価高を促しており、政府日銀の勇気ある決断が求められているのかもしれない。いずれにしても、異次元の金融緩和策により、過剰流動性資金が拡大、そして、株式市場には貢献しているが、反面、債券市場の停滞にも繋がっており、近い将来利上げを含めて、何らかの刺激策が必要であろう。

一方、ドル円は節目の150円台トライには慎重になっているが、突発的な事態を想定したとしても、ドル円150円台からの上昇余地は残り少なく、引き続き無理をせずに、レンジ幅ドル円148.50~150.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、米ドル主導の展開には変化がないが、材料難もあり、1.09前後で膠着度を強めている。引き続き、直近のレンジ幅1.0830~1.0980を駆使し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円148円台半ば前後から押し目買いと共に、150円以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば割れから押し目買いと共に1.09台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円150円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円148円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では戻り売りを優先し、ユーロドル1.09台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いは1.08台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円148円台半ば前後ではロング、ドル円150円台ではショートをイメージし、ユ-ロ円は162円前後から押し目買いと共に、163円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円台半ば割れから押し目買いと共に、98円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00150.50
ユーロ円161.80164.30
ユーロドル1.07801.1030
豪ドル円96.8099.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.00150.50
ユーロ円161.80164.30
ユーロドル1.07801.1030
豪ドル円96.8099.30
現在のポジション(SL&TP)
No position
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼162.50(SL161.50売り)-¥50,000
2023年11月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥110,000-¥25,000
ユーロ円-¥75,000-¥10,000
ユーロドル-¥40.500(-$250)
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場(11/22)
ドル円売り50,000★▼148.80(SL149.30買い)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★△162.30(161.50ロングカバー)+¥40,000
前日の売買 海外市場(11/22)
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず N
ドル円売り50,000.150.00(SL150.50買い)
ドル円買い50,000148.50(SL148.00売り)
ユーロ円売り50,000163.70(SL164.20買い)
ユーロ円買い50,000162.20(SL161.70売り)
ユーロドル売り50,0001.0970(SL1.1020買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00097.00(SL96.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000.150.00(SL150.50買い)
ドル円買い50,000148.50(SL148.00売り)
ユーロ円売り50,000163.80(SL164.30買い)
ユーロ円買い50,000162.30(SL161.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0970(SL1.1020買い)
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00098.70(SL99.20買い)
豪ドル円買い50,00097.30(SL96.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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