鈴木予想レンジ
| 通貨ペア | 予想レンジ |
|---|---|
| ドル円 | 154.00～156.00 |
| ユーロ円 | 163.30～165.00 |
| ユーロドル | 1.0500～1.0700 |
| 豪ドル円 | 100.00～101.80 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
トランプトレードによるドル高志向が根強い中、要職人事も相次いで対中強硬派が選出されており、市場では中国離れ、地政学的リスク、そして日欧の政局不安も含めて、リスク回避の動きが顕著になっており、ドルを買い戻す動きが優先されている。ただ関税引き上げによる物価上昇懸念もあり、インフレ再燃への警戒感も強いだけに、FRBによる金利引き下げも後退しつつある。また大規模な財政出動も見込まれており、米債券利回りの高止まりも予想されるなど、トランプ劇場に翻弄された感が強く、安易にポジションを取り切れない情勢に陥っている。反面、トランプトレードの賞味期限切れも遅かれ早かれあるとの見解も少なくなく、当面、適宜なポジション調整主導の展開と見なした方が賢明であろう。
一方、ドル円は155円台半ば前後まで上昇しているが、政府日銀による円安けん制発言もなく、もう一段の円安局面も想定せざるを得ない。反面、無反応であることは不気味であり、常に実弾投入を視野に入れた戦略性が必要であろう。引き続きレンジ幅ドル円154.00～156.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは方向感に乏しい中、ドイツ連銀ナーゲル総裁がトランプ次期大統領の関税はドイツ経済の縮小を招く恐れがあると発言している。同時に欧州経済の先行き不透明感も手伝い、次なる節目1.05割れまで視野に入りつつある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0500～1.0700を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、154円前後から押し目買いと共に、156円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05前後から押し目買いと共に、1.07前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円155円台前後から売りを随時実施しており、現状では156円前後に集約されている模様。一方、輸入企業は154円前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米債券利回りの高止まりを受けて戻り売りが優勢となっている。現状ではユーロドル1.07前後からナンピン売りと共に、1.05前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円154円前後ではロング、156円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円台半ば割れから押し目買いと共に、165円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は100円前後から押し目買いと共に、101円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
| 通貨 | 売り | 買い |
| ドル円 | 153.50 | 156.50 |
| ユーロ円 | 162.80 | 165.50 |
| ユーロドル | 1.0450 | 1.0750 |
| 豪ドル円 | 99.50 | 102.30 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
| 通貨 | 売り | 買い |
| ドル円 | 153.50 | 156.50 |
| ユーロ円 | 162.80 | 165.50 |
| ユーロドル | 1.0450 | 1.0750 |
| 豪ドル円 | 99.50 | 102.30 |
現在のポジション
| ドル円ショート | 50,000 | ☆155.00（SL156.00買い） |
| ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0650（SL1.0500売り） |
2024年11月収支経過 (11/01～14日)
| 通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
| ドル円 | ＋￥25,000 | |
| ユーロ円 | ±￥0 | |
| ユーロドル | ±￥0 | |
| 豪ドル円 | ＋￥70,000 |
前日の売買 東京市場
| ドル円売り | 50,000 | ☆155.00（SL155.50買い） |
前日の売買＆予定 海外市場
| 出来ず Nothing done | ||
| ドル円売り | 50,000 | 155.80（SL156.30買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 154.00 |
| ユーロ円売り | 50,000 | 165.30（SL165.80買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 163.30（SL162.80売り） |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0700 |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0550（SL1.0500売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | 101.80（SL102.30買い） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 100.00（SL99.50売り） |
本日の売買予定 東京市場
| ドル円売り | 50,000 | 156.00（SL156.50買い） |
| ドル円買い | 50,000 | 154.30 |
| ユーロ円売り | 50,000 | 165.00（SL165.50買い） |
| ユーロ円買い | 50,000 | 163.30（SL162.80売り） |
| ユーロドル売り | 50,000 | 1.0700 |
| ユーロドル買い | 50,000 | 1.0500（SL1.0450売り） |
| 豪ドル円売り | 50,000 | 101.80（SL102.30買い） |
| 豪ドル円買い | 50,000 | 100.00（SL99.50売り） |
記号・略称解説
ロング＝買い、ショート＝売り
△＝プラス、▼＝マイナス
☆新規、★実行済み
SL＝損失確定（Stop Loss）
TP＝利益確定（Take Profit）
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット：東京市場 17：00、海外市場 5：00（日本時間）
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。
