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為替モーニング東京市場2023年12月5日

2023年12月05日
(コラム執筆時間:09時23分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円146.30~147.80
ユーロ円158.80~160.30
ユーロドル1.0780~1.0930
豪ドル円96.50~98.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

パウエルFRB議長は市場の利下げ期待に否定的な見解を示す中、場合によっては追加利上げの可能性も匂わしており、米債券利回りが下げ渋る中でドルを買い戻す動きがやや優勢になっている。ただFOMCによる利下げが来年以降見込まれているだけに、従来のような日米金利差拡大に着目した円キャリートレードが再燃する可能性は低く、過度な円安局面は描きづらい相場環境にある。そんな中、米国はインフレ抑制のために相次ぐ利上げを余儀なくされていたが、流石に急ピッチの利上げには弊害も各方面から出始めており、株式市場への影響も避けられないとの見方が少なくない。FRBとしても段階的な利下げに迫られている状況と言える。反面、ECBも利下げに追い込まれつつある中、本邦は金融引き締めには時期尚早の段階にあるだけに、拙速的にドルロングの手仕舞う動きは限定的と言わざるを得ない。いずれにしても米債券利回り動向に振られやすい展開であり、インフレ鎮静化の影響もあるが、世界経済の下振れリスクも重なっているだけに、ドル買いニーズは依然として健在とも言える。過度なドル安期待は自重局面と言わざるを得ない。

一方、ドル円は政府日銀の金融引き締め策が徐々に高まってはいるが、マイナス金利解除もできない情勢であり、加速的な円高機運には至っておらず、当面は145円前後の円高が精一杯の感が強い。引き続き直近のレンジ幅ドル円146.30~147.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは相変わらず独自の買い材料が乏しい中、ECBの利下げ時期がFRBよりも早まる可能性もあり、戻り売りが優勢になっている。ただ憶測の域であるだけに、引き続き直近のレンジ幅1.00780~1.0930を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、146円台半ば割れから押し目買いと共に、147円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円148円前後を視野に、147円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業の買いは146円前後に集約されている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。ただ現状では戻り売りを優先しており、ユーロドル1.09台半ば前後からナンピン売りと共に、1.08前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円146円前後ではロング、147円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は159円割れから押し目買いと共に、160円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は97円割れから押し目買いと共に、98円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円145.30148.00
ユーロ円158.30161.00
ユーロドル1.07501.1000
豪ドル円96.3099.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルロング50,000☆1.0830(SL1.0800売り)
2023年12月収支経過(01~05日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥15,000+¥15,000
ユーロ円+¥75,000+¥45,000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆△147.30(147.00ロングカバー)+¥15,000
ドル円買い50,000145.80(SL145.30売り)
ユーロ円売り50,000160.50(SL161.00買い)
ユーロ円買い50,000☆158.80(SL158.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0930
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00098.50(SL99.00買い)
豪ドル円買い50,00096.80(SL96.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000.147.80(SL148.30買い)
ドル円買い50,000146.30(SL145.80売り)
ユーロ円売り50,000☆△159.70(156.80ロングカバー)+¥45,000
ユーロ円売り50,000160.20(SL160.70買い)
ユーロ円買い50,000158.80(SL158.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0780(SL1.0730売り)
豪ドル円売り50,00098.00(SL98.50買い)
豪ドル円買い50,00096.50(SL96.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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