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為替イブニング海外市場2023年11月17日

2023年11月17日
(コラム執筆時間:19時02分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円149.00~151.00
ユーロ円161.50~163.50
ユーロドル1.0750~1.0930
豪ドル円96.30~98.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場は米債券利回り動向に翻弄されているが、相対的には過度なインフレ懸念が後退したことから、米欧共に金融引き締め策の持続性は懐疑的になっている。そんな中、来年以降は利下げに転じるとの思惑が働き始めている。反面、先の日銀金融政策決定会合でYCCの修正があったものの、マイナス金利解消はなく、金融緩和の継続姿勢が示されたこともあり、相対的に円売りに傾斜せざるを得ない。ただドル円152円台が回避されたこともあってポジションの見切り売りが優勢となっており、ドル円は一気に150円割れへと潮目が変わりつつある。ただ日米金利差が縮小する気配がないだけに、一過性のドル売りに終わる可能性も高く、過度な円高局面は描きづらい状況に置かれている。

一方、ドル円は政府日銀による介入警戒感はなく、一方で潜在的なドル買い・円売りニーズは根強い。このためストップロス一巡後のリバウンドも警戒を要する。引き続きレンジ幅ドル円149.00~151.00を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは一時ECBの利下げ志向が強まったことで1.08前後まで接近したが、FRBの利下げ論も同時に発生しており、1.08台半ば前後でもみ合い相場と化している。引き続きレンジ幅1.0750~1.0930を重視し、同レベル前後からのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、149円前後から押し目買いと共に、151円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は売り急ぐことなく、ドル円151円前後に売りが集約されている模様。一方、輸入企業は150円割れから随時押し目買いを実施しており、現状では149円割れを視野に同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始している。現状ではレンジ幅を拡大し、ユーロドル1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円150円割れではロング、151円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は162円台半ば前後から押し目買いと共に、164円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は96円台半ば割れから押し目買いと共に、98円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円148.50151.50
ユーロ円161.00164.00
ユーロドル1.07001.0980
豪ドル円95.8098.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆149.80(SL149.00売り)
ユーロ円ロング50,000☆162.50(SL161.50売り)
本日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆▼150.30(SL149.80売り)-¥25,000
2023年11月収支経過(01~16日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥50,000-¥25,000
ユーロ円-¥65,000+¥35,000
ユーロドル-¥40.900(-$250)
豪ドル円-¥75,000+¥50,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000☆150.30(SL149.80売り)
ユーロ円買い50,000★△163.30(164.00ショートカバー)+¥35,000
豪ドル円買い50,000★△97.50(98.50ショートカバー)+¥50,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000151.30
ドル円買い50,000☆149.80(SL149.30売り)
ユーロ円売り50,000164.00(SL164.50買い)
ユーロ円買い50,000☆162.50(SL162.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0930(SL1.0980買い)
ユーロドル買い50,0001.0780(SL1.0730売り)
豪ドル円売り50,00098.30(SL98.80買い)
豪ドル円買い50,00096.80(SL96.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000151.00
ドル円買い50,000149.00(SL148.50売り)
ユーロ円売り50,000163.50
ユーロ円買い50,000161.50(SL161.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0930(SL1.0980買い)
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00098.00(SL98.50買い)
豪ドル円買い50,00096.30(SL95.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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