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為替イブニング海外市場2022年8月1日

2022年08月01日
(コラム執筆時間:19時48分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円131.30~133.50
ユーロ円135.50~137.00
ユーロドル1.0130~1.0280
豪ドル円92.30~93.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

FOMCのインフレ抑制による米金利の利上げが相次ぐ中、ドル円は一時24年ぶりの円安局面を迎えていた。しかし先のパウエルFRB議長による利上げペース鈍化を示唆する発言や米債券利回りの低下、そして、買われ過ぎていた米ドル、売られ過ぎていた円を背景に、一気にストップロスを大量に巻き込む円買いに波及している。ただ、米10年債利回りが2.5%割れの状況は描きづらいだけに、過度な円高期待は自重局面に差し掛かっている。ドルの上昇局面では基本的に戻り売りを重視した戦略性が求められるが、短期トレード的な発想で一喜一憂することなく、当面、レンジ幅を通常よりも拡大し、じっくり待機策に努めることが得策であろう。

一方、ドル円は過度な円安が国際競争力や賃金上昇を減退させるとの見解もあるが、米債券利回りの伸び悩みがある以上、ある程度の円高基調は自然体とも言える。とは言え、日米金利差拡大を背景に、拙速的な下値トライには慎重にならざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円131.00~133.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドルの調整売りを背景に、底堅い展開ではあるが、独自の買い材料が乏しく、1.02台半ば前後でもみ合い相場が続いている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0150~1.0300を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、131円前後から押し目買いを勧めると共に、133円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.01台半ば前後から押し目買いと共に、1.03前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は売り急ぐことなく、静観しているが、現状ではレンジ幅を拡大し、ドル円133円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、131円台半ば割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.03前後を視野に、同レベルからナンピン売りと共に、1.01台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円131円台前半ではロング、133円前後以上ではショートをイメージし、ユーロ円は135円割れから押し目買いと共に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円半ば割れから押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円130.50133.50
ユーロ円134.10136.60
ユーロドル1.01451.0370
豪ドル円91.5094.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆135.50(SL134.90売り)
豪ドル円ロング50,000☆92.30(SL91.70売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
豪ドル円ロング50,000★▼94.00(SL93.50売り)-¥25,000
2022年8月収支経過【01~ 日】
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥75,000+¥75,000
ユーロ円
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼133.50(SL133.00売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼136.30(SL135.80売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000★▼93.50(SL93.00売り)-¥25,000
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆134.30(SL134.80買い)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000134.00(SL134.50買い)
ドル円買い50,000☆△132.80(134.30ショートカバー)+¥75,000
ユーロ円売り50,000137.00(SL137.60買い)
ユーロ円買い50,000☆135.50(SL134.90売り)
ユーロドル売り50,0001.0280(SL1.0340買い)
ユーロドル買い50,0001.0130(SL1.0070売り)
豪ドル円売り50,00093.80(SL94.40買い)
豪ドル円買い50,000☆92.30(SL91.70売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000133.00(SL133.70買い)
ドル円買い50,000131.20(SL130.50売り)
ユーロ円売り50,000136.30(SL137.00買い)
ユーロ円買い50,000134.80
ユーロドル売り50,0001.0320(SL1.0380買い)
ユーロドル買い50,0001.0170(SL1.0100売り)
豪ドル円売り50,00093.50
豪ドル円買い50,00092.00(SL91.40売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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