鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 153.00~155.50 |
ユーロ円 | 161.00~163.50 |
ユーロドル | 1.0450~1.0630 |
豪ドル円 | 99.50~101.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
植田日銀総裁が12月会合前に多くのデータが出ると発言しており、これを好感する格好で市場では円買い反応を強めている。ただ発言自体は前回と同様であり、引き上げが実施されるかは未知数といわざるを得ない。過剰期待は禁物であろう。そんな中、ロシアがウクライナに対してICBMを発射との報道を受けて、リスク回避の動きが先行している。ICBMの射程距離が米国まで届く可能性もあるだけに、市場ではウクライナとロシアによる威嚇攻撃に緊張感を深めている。市場では一旦、投機筋の円ショートの積み上がりやドルロングの積み上がりを解消する可能性もあり、リスク回避手段としてドルの手仕舞いと同時に、円を買い戻す動きが広がっている。実際問題としては、ウクライナの長距離ミサイルが承認され、ロシア内部に達したことによって、ロシア側の軍事牽制も強まっているだけに、当面、相場が落ち着きを取り戻すまでは静観するのが正解であろう。
一方、ドル円は米金利の優位性とリスク回避志向が同居しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況ではあるが、ポジション調整主導で円全面高の状況を作り出しており、拙速的な上値トライは自重せざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円153.00~155.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは節目の1.05割れも時間の問題であるだけに、戻り売り優勢と判断して、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0450~1.0630を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円前後から押し目買いと共に、155円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04台半ば前後から押し目買いと共に、1.06台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円155円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は153円前後から少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、地政学的リスクを背景に戻り売り志向を強めているが、現状ではユーロドル1.04台半ば前後から押し目買いでと共に、1.06台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円153円前後ではロング、155円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円台以上からナンピン売りと共に、161円前後から押し目買いで対応することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 152.30 | 156.00 |
ユーロ円 | 160.50 | 164.00 |
ユーロドル | 1.0400 | 1.0680 |
豪ドル円 | 98.80 | 102.20 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 152.30 | 156.00 |
ユーロ円 | 160.50 | 164.00 |
ユーロドル | 1.0400 | 1.0680 |
豪ドル円 | 98.80 | 102.20 |
現在のポジション
No position |
2024年11月収支経過 (11/01~21日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥130,000 | +¥40,000 |
ユーロ円 | -¥50,000 | ―¥25,000 |
ユーロドル | -¥97,200(-$600) | |
豪ドル円 | +¥85,000 |
前日の売買 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ☆155.30(SL155.80買い) |
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done |
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 156.30(SL156.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | ☆△154.50(155.30ショートカバー)+¥40,000 |
ユーロ円売り | 50,000 | 164.50(SL165.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | ☆▼162.80(SL162.30売り)-¥25,000 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0650(SL1.0700買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0500(SL1.0450売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.80(SL102.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 100.00(SL99.50売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 155.50(SL156.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 153.00(SL152.30売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 163.50(SL164.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 161.00(SL160.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0630(SL1.0680買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0450(SL1.0400売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.30(SL102.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.50(SL98.80売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。