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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第585回 米FRBは金融政策の正常化に向けたタカ派姿勢を堅持

2017年06月19日

 先週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が13-14日に予定されていたことから、14日のNY時間がスタートするまでの時間帯は全体に模様眺めのムードが色濃く、ドル/円は週初から110円を挟んでのもみ合いを続けていた。
 ところが、14日の日本時間21:30に5月の米小売売上高と消費者物価指数(CPI)が発表されるや、その結果を受けてドルは急激に値を下げ始め、ドル/円は110.30円処から一時109円割れの水準まで値を沈めることとなった。
 これは、目下の市場が、いかに米経済指標の結果に敏感になっているか(米国経済の先行きをやや心配し始めているか)を如実に表す値動きであったと言える。ことに消費関連の指標結果が上向いて来ないことには、なおも低調な推移を続けている米国のインフレ率も向いて来ず、米利上げのペースも上がらない。結果、ともするとドル売り優勢の展開になりかねないことを市場はかなり危惧しているようである。

 ただ、後にFOMCの結果(声明)やイエレンFRB議長の会見内容、参加メンバーらによる「米国経済・金利見通し」などが明らかにされると、市場では一転、ドルを急激に買い戻す動きが強まることとなった。
 それぞれの結果が、いずれも明らかに市場の事前予想よりもタカ派的なものであったためであり、FOMCの結果を受けた市場のムードはその後も引き継がれ、16日のNY時間がスタートする頃にはドル/円が一時111.40円処まで上値を伸ばす場面もあった。今後も米FRBは金融政策の正常化に向けたタカ派姿勢を堅持するものと見られ、その意味で当面のドルの下値は限られるものと見ておくことが必要であろう。
 ちなみに、先週14日にドル/円が一時109円を下回った場面では、一時的にも週足ロウソクが週足「雲」下限を下抜け、後に一旦は62週線を試してそこで下げ渋ることとなった。やはり、62週線は重要な局面でモノを言う。当面は、この62週線がドル/円の下値サポートとして機能し得るものと常に認識して相場と向き合いたい。また先週の週足は、最終的に週足「雲」上限より上方の位置で週末を迎えることとなった。今後も週単位で見る場合には、週足「雲」が当面の下支えとして機能するかどうかに注目しておきたい。

 ときに、先週16日のドル/円高値=111.40円処というのは一目均衡表の月足「雲」上限が位置しているところであり、同水準は今月(6月)を通じて非常に重要な意味を持つと考えられる。もちろん、最大のポイントは月末時点の今月の“終値”が月足「雲」上限よりも上方の位置に留まるかどうか…である。
 4月、5月がそうであったように、月の終値が月足「雲」よりも上方に位置してさえいれば、この月足「雲」自体は9月、10月あたりに115円超の水準に向かって行くこともあり、自ずと投資家の目線も上に向けられやすくなると見られる。
 とにかく、この111.40円処というのは当面の重要な節目の一つ。同水準を上抜けてくれば、次に89日線(現在は111.72円)や日足「雲」下限(111.82円)などが視野に入ってくるものと見られる。先週15、16日に200日線ならびに21日線を順に上抜ける動きとなったことで、今しばらくドル/円は上値が上値を試す展開は続くと見られる。

 一方、ユーロ/ドルは先週15日に21日線をクリアに下抜け、4月下旬あたりから続いていた強気の展開が一巡したとの感を強めている。やはり1.1300ドル処は重要な節目であり、当面は上値抵抗として意識されやすい。ECBが必ずしも「出口」に急いでいないことを考え併せても、当面は上値の重い展開が続くこととなろう。
(06/19 08:55)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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