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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第593回 年末に向けては次期FRB議長候補の話題も…

2017年08月21日

 先週15日、北朝鮮側がグアム沖へのミサイル発射を見送る姿勢を見せたことで、一旦はドル/円が大きく持ち直し、久方ぶりに21日線を上抜ける場面をも垣間みることとなった。ところが、そこで米大統領がまたも無用な口をたたいてくれた。おかげで、市場は米政権の政策運営能力に改めて不信感を募らせ、一時はドル/円が108.60円までダラダラと下げ続ける極めて重苦しい展開を目の当たりにすることとなった。
 周知のとおり、米大統領は米南部バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義団体と反対派の衝突について「双方に責任がある」などと発言し、各方面からの批判が相次いでいる。支持層の白人労働者層に配慮しているのかどうか知らないが、もともと移民社会である米国において人種差別というタブーをそんなに犯したいのであれば、どうか合衆国大統領とは異なる立場で実践していただきたい。しまいに「ワシントンか? ジェファーソンか?」などとツイッターにつぶやくのは品性下劣の極みである。
 ツイッターは彼のアカウントを停止できないのか。なんとか現大統領を弾劾・罷免に持ち込めないか。個人的には様々な思いが頭に浮かぶが、現実問題、自身も一人の投資家として米大統領の“暴挙妄言リスク”に対する警戒をもっと強めておかねばならないと再認識しなければならない。いくら真面目に米国経済のファンダメンタルズを分析し、様々なデータを元に将来の行方を想定して一定の投資判断を下しても、ヘタをすれば彼による予想不能の“妄言”一つですべて“おジャン”である。

 先週18日は、NY時間入り後にバノン主席戦略補佐官が事実上解任される見込みと伝わり、今度はドルが一時的にも急騰する場面があった。何をかいわんや…、ショート勢にとってみれば、本当にたまったものではない。
 ただ、結果的にバノン氏の辞任が決まったことは、注目の渦中にあるゲイリー・コーン氏の進退にも微妙に影響する可能性があるという点では少々興味深い。アメリカ合衆国国家経済会議委員長で経済担当大統領補佐官のコーン氏は、今回の人種差別問題を受けて辞任の可能性があるとされてきた。しかし、コーン氏は次期FRB議長候補と目される人物の一人でもあり、ここでの判断は非常に微妙だ。
 勝手に辞任して大統領のご機嫌を損ねれば、米金融大手ゴールドマン・サックスからFRB議長へという“栄光の道”も絶たれる。今回、辞任を余儀なくされたバノン氏は、コーン氏にとっては宿敵と言える最も相容れない間柄だった。よって、バノン氏の辞任はコーン氏に好都合である。自身が辞任を見送る一つの理由ができた。市場もコーン氏が政権内に居残ることは歓迎である。辞任されたら、また一波乱である。また同時に、そろそろ次期FRB議長候補に関わる様々な憶測が市場で飛び交いはじめることにもなろう。
 もちろん、コーン氏以外にも候補は複数いる。グレン・ハバード教授、ジョン・ブライアン・テーラー教授、ケビン・ウォーシュ元FRB理事らが候補とされるが、当然、ジャネット・イエレン現FRB議長という道もある。よく言われることだが、イエレン氏以外の候補者は皆、かなりのタカ派であり、それは強烈なドル買い材料となり得る。
 
 とまれ、今週は8月恒例の“ジャクソンホール”。イエレンFRB議長は25日に「金融の安定」について講演するとされる。話題のドラギECB総裁はどうするのか。金融政策についてはコメントしないとの声も聞かれる。少なくとも、先に公開された7月開催分のECB理事会議事要旨には、最近のユーロ高を憂慮するムードが滲んでいた…。
(08/21 08:50)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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