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第609回 そろそろドル/円は保ち合いレンジを上放れるか?

2017年12月25日

 2017年の本稿更新も今回で1年の締めくくりとなる。振り返れば、2017年のドル/円は実に狭い値幅の保ち合いレンジのなかでの値動きに終始した。
 年初こそ2016年秋以降に生じたトランプラリーの流れを引き継いで118円台後半の水準を垣間見る場面もあったが、ほどなく調整含みの展開となり、3月下旬あたりからは大よそ108―114円の値幅で「フラット型」の保ち合いレンジを形成するようになった。このレンジ内での値動きは少なくとも執筆時まで9カ月ほど続いており、当然のことながら市場関係者・参加者らの鬱憤やストレスは溜まりに溜まっていることだろう。

 もちろん、その反動のような動き、つまり保ち合いレンジから放れるような動きがいずれ生じる可能性は大いにある。いや、すでに「その前兆」と見ることができそうな値動きも見られていないわけではない。それは、一つに11月6日高値が114.73円まで伸びたことと11月27日安値が110.84円までに留まって反発したことを意味しており、これはそう遠くない将来においてドル/円が保ち合いレンジを上放れることを暗示しているように思えてならない。
 考えてみれば、11月6日高値は5月10日高値(=114.37円)や7月11日高値(=114.49円)を上回っており、結局は一旦押し戻されたものの、そろそろレンジ上辺を攻略したいという“意志”のようなものを感じられる。また、11月27日安値はレンジのちょうど中央にあたる水準で、実際に9月8日安値から11月6日高値までの上昇に対する半値押しの水準でもある。つまり、レンジ上辺と見做される11月6日高値からの下げは今のところレンジの中央あたりまでに留まっており、今のところレンジ下辺を試す展開にはなっていない。やはり、足下の展開は3月下旬以降に保ち合いレンジのなかで繰り返されてきたパターンとは少々違ってきているのではないだろうか。

 なお、ドル/円の11月6日高値が位置するところには「2015年6月高値とその後の目立った高値を結ぶ強力な長期レジスタンスライン」の存在があることにも注目しておくことが必要である。要するに、11月6日高値はこのレジスタンスラインに一旦押し戻されるような格好となったわけである。
 さらに、このレジスタンスラインは少し別の見方をすると2015年6月以降に形成されている三角保ち合い=トライアングルの上辺と見ることもできそうである。そして、このトライアングル上辺は、今まさにトライアングル下辺(2016年6月安値と2017年9月安値を結ぶ直線)との値幅を詰めて(トライアングルは煮詰まって)きており、そろそろ上へ放れる動きが見られてもおかしくない状態になってきている。

 とどのつまり、目下は「2015年6月高値からのレジスタンスラインを上抜けるかどうか」が一つの重要な焦点となってきているわけで、仮に同ラインをクリアに上抜け、さらに11月6日高値をも上抜けることとなれば、そこから一気に上値余地は拡がるものと思われる。ちなみに、このレジスタンスラインをクリアに上抜けるということは、2015年6月高値から長らく続いた調整がようやく終了したとの感触を得ることができるということでもある。言うなれば、一つの新しいステ―ジが始まる可能性があるということで、相応に重要な意味を持つものであると考えられる。
 また、この12月末もドル/円の月足・終値が31カ月移動平均線(31カ月線)を上抜けるかどうかを漏らさずチェックしたい。思えば、2017年は年間を通じて31カ月線にずっと上値を押さえられ続けた。ここで、晴れて同線や一目均衡表の月足「雲」上限などを力強く上抜ける展開となれば、そこから一気に上方視界も開けてくることと思われる。
(12月25日 08:50)


※当コラムは毎週月曜日の更新です(月曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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