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武市のなぜなにFX

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第508回 マーケット環境は変わった…? - しっかりと113円乗せ

2017年10月20日

 ようやく…。上値を押さえられてきた113円台に“しっかり足を着けて”乗せてきた印象があります。キッカケとなったのは“北朝鮮リスクの後退”であり、しっかりと乗せてきたのは“トランプ減税への期待感”が上げられます。

 「米上院は2018年度連邦予算決議案を可決」

 野党(現在は民主党)の議事妨害(フィリバスター)を回避するため、上院では通常「60票が必要(全100票)」とされていますが、予算決議案通過でハードルが「過半数(51票)」へと下がったからです。与党(同共和党)の上院における保有議席は「52議席」。決して“一枚岩”とはいえないものの、「与党だけで可決が可能」というステータスへの移行は、“トランプ減税への期待感”を台頭させるには十分すぎる材料でした。“利益確定売り”に押されていたドル円は、この報道を機に再び113円台へと駆け上がっています。

 もちろん「米金利先高観」には“今後の経済指標次第”、「次期FRB議長争い」には“トランプ大統領の腹一つ”という不透明感をまとっていますので、「上値追いにはまだ不十分」との声は聞こえてきます。冒頭で記した「北朝鮮リスク」にしても、“早期払拭が期待薄”という類のものであるだけに、なおさらかもしれません。それでも“上値のつかえ”が取れた影響は大きく、そして「トランプ減税への期待」は“昨年のトランプラリー”と同じ要因…。

 「NZ情勢(政権交代)」「カタルーニャ懸念(自治権剥奪?)」「北朝鮮」「Brexit」「衆院選」…。不透明要素を数え出せば“枚挙に暇”がありませんが、“マーケット環境は大きく変わった”と考えたいところです。とりあえず目先の目標は、喫緊の上値を押さえ込んできた“現113円台”というよりも、5月/7月の上値を押さえ込んだ“114円半ば”と見るべきか…?

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
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